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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2023/3/30-4/5
更新日:2024.11.07 (公開日:2023/04/28)
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。2023年3月5週は5個!
ChupaChupping! | Chupa Chups
キャンペーン概要 | チュパ語と日本語を変えることができる。Twitterでのフォロー&リツイートキャンペーンも実施 |
インセンティブ | チュッパチャプスホイールディスプレイ/チュッパチャプス1年分/オリジナルレコードセットAmazonギフトカード |
使用 SNS | TikTok/Twitter |
キャンペーンのポイント
【話題性抜群のZ世代マーケティング!】
Z世代マーケティング、クリエイティブを学ぶことができるチュッパチャップスのデジタルプロモーション。スマートフォンメインで、平成レトロというよりは篠原ともえ的な平成サブカルチャー、シティポップよりは下北沢ポップなデザインになっています。コンテンツを見ていくと、なんて書いてあるかよくわからん言語で、これがチュパ語というものらしいです。当然日本語にも変更できます。キャンペーンとしてはシンプルにTwitterフォローリツイートキャンペーンですが、ムービー投稿をリツイートと、ムービーを強調しているということは動画再生数がKPIになっているかもですね。
【ネットでの話題より現場で会話が生まれるかを重要視!】
Z世代へのコミュニケーションとして捉えると、学校での話題に上がるかどうかというところがポイントになってきそうですね。デザインがかわいいとか、あの曲だれだれじゃない?いや違うでしょ的な会話であるとか、ネットで話題というよりは現場で会話が生まれるか、を重要視しているのがわかります。
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【動画で解説!】ChupaChupping! | Chupa Chups
【#ドライバーレベル診断】Twitter×LINEキャンペーン!!
キャンペーン概要 | LINEで診断をし、結果をTwitterにシェアすると応募完了 |
インセンティブ | Amazonギフト券 |
使用 SNS |
キャンペーンのポイント
【LIFFアプリ型キャンペーンについて解説!】
LINEでキャンペーンを行うとTwitterで何か行ったことを紐付けるの難しいんじゃないの?という問い合わせが多いので説明していきます。一昔前はチャットボット形と言われるLINEのトーク画面を使用したキャンペーンしかできませんでした。それだとLINE IDすら拾えず誰が何をしたという情報が引き出せなかったため、例えばTwitterでシェアさせたとしても、誰がシェアしたのか分からずにシェアして応募ができなかったのです。現在はLIFFアプリ型というのが主流で、こちらはユーザーのLINEアカウント情報等を取得できるWEBページをLINE上に作成できる機能を活用してキャンペーンを行うことでTwitterでなんかしたよ、という情報の紐付けができます。LIFFアプリ型キャンペーンならばWEBでできるキャンペーンすべて可能ってことですね。
【LIFFへの移行でLINEキャンペーンも自由に!】
ドライバーレベル診断を見ていくと、友だち追加して一回LIFFを経由しチャットボットが進んでいきます。こちらすべて回答するとTwitterへの遷移が出てきて、このTwitter遷移の際にURLを固有のものにすることでIDとの紐付けができてくるわけですね。LINEキャンペーンは自由度がない、ってのは昔の話で今はミニアプリなど色々な形もありますし他のSNS連動も可能になっています。LINEでよくいうデベロッパーが決まってしまっていて選択肢がなくなっているという話なんかもLIFFに移行すれば解決できます。
LIFFを活用した他の事例|Moisture Surge X RYO NISHIKIDO | クリニーク公式 オンラインショップ
Twitterと連動したLINE企画はこちらから
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【動画で解説!】【#ドライバーレベル診断】Twitter×LINEキャンペーン!!
CoCo壱番屋|「 ナナシ 」カレー
キャンペーン概要 | 新商品の名前を投票で決める新メニュー名総選挙 |
インセンティブ | カレーハウスCoCo壱番屋お食事券 1000円分 |
使用 SNS | WEB |
キャンペーンのポイント
【新メニューの名付け親になれるかも!】
CoCo壱番屋の新メニューが店舗限定、期間限定で販売されつつも、名前はまだないという状態で販売してしまおうというプロモーション。ナナシカレーとして全国300店舗でのみ販売され、でかい肉塊とシャリアピンソースのスタミナ系カレーとなっております。肉塊もLEVEL1〜3まで選ぶことが可能でレベル3はカレーライスと肉塊の量が同じくらいになっているのですが、見た目も内容もだいぶインパクトのあるカレーなのに、名前がついていないという落差を使ったストーリーです。
【普段から店舗を利用するファン向けのコンテンツ!】
新メニューに対して名前を考えてくれ、ではなく新メニュー名総選挙となっていて、すでにある名前とロゴから選んで投票する投票キャンペーンです。それぞれネーミングとロゴ文字がは発表されていて、肉推しな名前になっているのですが、開票速報があるってのは珍しいです。投票はSNSなどを活用せず名前とメールアドレスを入力するフォームスタイルとなっていて、ファン向けコンテンツだってのがわかります。食べたからには名付け親になっておくかという気分になるためファンにとっては面白いコンテンツです。
人気投票・総選挙キャンペーンの事例|【毎年面白いSNSキャンペーンの共通点は?】7つの投票系事例を使って1記事で解説!
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【動画で解説!】CoCo壱番屋|「 ナナシ 」カレー
「癒(EAR)しながらNELL WEEK」特設サイト|NELLマットレス(ネルマットレス)公式サイト
キャンペーン概要 | TwitterSpaceによる生配信とフォローアンドリツイート、ハッシュタグ感想ツイートキャンペーンを行う |
インセンティブ | マットレス/出演者3名のサイン入り色紙 |
使用 SNS |
キャンペーンのポイント
【D2Cメーカーに重要なファン育成キャンペーン!】
D2C寝具ブランドNELLが行う癒やし音声トーク番組を聞きながら寝てもらおうというストーリーのデジタルプロモーション。プラットフォームはTwitterのスペースを活用して人気声優さんたちによるじっくり寝るための工夫やこだわりのトーク、朗読劇を聞いて寝る流れです。店舗やスタッフを抱えないD2Cはファンになってもらうことで購買につながることが大事なので、知ってもらって好きになるを作る必要があります。
【Twitterスペースを活用したキャンペーンストーリー!】
生配信と同時期にキャンペーンも行っていて、まずはこの生配信の認知拡大としてフォロー&リツイートキャンペーン、そして生配信を聞いてくれた方が感想をツイートするUGC口コミキャンペーンを行っています。リアルタイムでもツイートしやすいでしょうし、第三回まであるので、それを見た人が次の配信を聞いてみようとなり、聞くためにはNELLをフォローするわけでファンコミュニケーションができる仕組みになっています。
Twitterスペースの解説|Twitterのスペースって実際どうなの?使い方からメリットまでをズバリ解説!
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【動画で解説!】「癒(EAR)しながらNELL WEEK」特設サイト|NELLマットレス(ネルマットレス)公式サイト
森永ラムネ50周年新キャラ選挙|森永製菓株式会社
キャンペーン概要 | 森永ラムネ50周年を記念して、2匹のかわいい新キャラクターがバトル |
インセンティブ | オリジナルQUOカード10,000円分/森永ラムネ240本 |
使用 SNS | WEB/Twitter |
キャンペーンのポイント
【シングルマッチで応援したくなる仕組み!】
新しいキャラクターによるシングルマッチがここに、ということでこれからのキャラクターが決定する投票キャンペーンです。よこみぞゆりさんがキャラクターデザインを担当し、ラムネを食べると顔が集中するハムスター「しゅうチュー」とラムネを食べるとライオンのような姿になる猫「ラムねこ」の二匹によるバトルとなっています。どちらもかわいく、すでに声もあてがってもらっていて、どちらかが消えていくと考えると悲しい気持ちになります。周年を期にキャラクターが変わるってのはありますが、シングルマッチが組まれるってのは面白いですね。負けた方もどこかで使えると思いますし、メインとサブという感じにはなってしまいますが、応援したくなる仕組みになっています。
【ターゲットを変えながら認知拡大を目指す!】
キャンペーン自体の認知拡大と、応援という名目で、Twitterキャンペーンも行っていて、指定の投稿を引用リツイートしてハッシュタグをつけて投稿すると参加できるというもの。森永製菓のアカウントはたくさんの商品キャンペーンがこのアカウントに集約しているから指定の投稿探すのが大変っていう課題がありそう。対象投稿をリンクしておいていただけると優しい世界ですね。ちなみに指定ハッシュタグは毎回違っていて #新受験生も投票 など、ターゲットを変えたりしています。
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