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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2023/6/26-6/30
更新日:2024.11.07 (公開日:2023/07/27)
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。2023年6月4週は5個!
インフルエンサー総選挙2023
キャンペーン概要 | 今年のインフルエンサーNo.1を特設サイトで決定するユーザー参加型のインフルエンサーWEB企画 |
インセンティブ | ランキング入賞で、TV出演権、賞金100万円 |
使用 SNS | WEB |
キャンペーンのポイント
【アフェリエイト形式の投票券】
一日一回投票のキャンペーンとしては異例の総投票数5000万票という数字(2023年7月24日時点)。投票券の獲得はなんとアフィリエイト。特定のサービスに登録することで投票券がもらえます。
ウォーターサーバー加入すると30000票も投票することができます。推しの為ならそれくらい加入できますよね。
推しを推すことに対する熱量、課金ハードルの低さという、ご時世の特徴を活かした新しい投票キャンペーンの形ともとれます。
【エントリー側も充実のインセンティブ】
エントリー側のインセンティブもテレビの出演権と承認欲求を満たすようなものになっていて、テレビに出ることによってさらにインフルエンサーとしての活動を広げることができるようになっています。ランキングもリアルタイムで更新されているようで、上位同士の争いができるようになっています。
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【動画で解説!】インフルエンサー総選挙2023
MARIE 1OOth なんでもマリー化計画!|森永製菓
キャンペーン概要 | 異業種10社と同時コラボで全てマリー化プロジェクト |
インセンティブ | マリーのコラボグッズ |
使用 SNS | Twitter、WEB |
キャンペーンのポイント
【関係なさそうな企業10社との超カオスコラボ】
1923年に発売した「マリー」が100周年を迎えることを記念し、全然関係なさそうな10社とコラボしてしまう、素朴な味わいで何にでも合うマリーならではの企画としてなんでもマリーに染め上げてしまおうというキャンペーン。
注目は全く統一感のないコラボ企業。まさに「なんでも」ありです。
マリーと同い年で100歳の「タイガー魔法瓶」「数研出版」「オタフクソース」「カモ井加工紙」「ハチコウ」はよしとしましょう。スシロー、3コインズなどはどういった繋がりなのでしょうか。マリオンクレープに至ってはダジャレです。
【圧倒的な企画量で攻める】
コラボ企業が多い分企画も盛りだくさん。
Twitterに投稿するとマリー柄の魔法瓶があたるキャンペーンや、店頭でマリーオンというとクレープの上にのせるマリーの無料トッピング、“割れない”円周率がデザインされたオリジナルマリーパッケージ、マリーをあわせたオリジナルスイーツ、マリーデザインの観覧車、オリジナルグッズが詰まった”フク”袋、マリーデザインのデジタルKFCカード、マリーがデザインされたマスキングテープ、オリジナルのジップバッグ&⼱着。また100歳を迎えるハチ公とコラボして、マリーの空き箱がハチ公像の姿に変身するパッケージクラフトの作り方などなど。
これだけ企画があるとやはり「100周年パーティー」といった感じがします。
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【動画で解説!】MARIE 1OOth なんでもマリー化計画!
TikTok TOHO Film Festival 2023
キャンペーン概要 | ハッシュタグTT映画祭2023をつけてTikTokに1〜10分の動画を投稿 |
インセンティブ | グランプリに新作映画の制作権利及び補助 |
使用 SNS | TikTok |
キャンペーンのポイント
【「縦型映画」という新たな映画シーンの創出】
TikTokと東宝による縦型映画祭ということで、「縦型映画」という新たな映画のシーンを生み出すべくコンテスト形式でのTikTok投稿デジタルプロモーションです。
縦型だからこその新たな観点や技法があるってのがフレッシュで、1〜10分のショート動画だからこそ、映画としてどう着地させるのかが見ものです。伏線とかは難しいからショートショートとかになりそうだけど、ショート動画でいかにして90分の映画を見た時と同等、またはそれ以上の満足感を演出するかに注目です。
【拡大するTikTokマーケティングの世界】
TikTokは少しづつAPIが公開されてきていて、プロモーション活用もしやすくなってきました。最近ではTikTokキャンペーンのサポートツールも登場しており、これから盛り上がっていくことが期待できます。
ユーザーがいかに動画を撮ってもらいやすくするか、動画映えとはどのようなものかを考えていくことで、TikTokやInstagramリールが盛り上がるようなデジタルプロモーションを企画立案できるようになります。
関連記事:TikTokインスタントウィンキャンペーンツール5選!Z世代へのリーチに直結するツールを比較解説します!
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【動画で解説!】TikTok TOHO Film Festival 2023
第一期ブランドアンバサダー募集 | パティスリー GIN NO MORI
キャンペーン概要 | nstagramアカウントにてブランドアンバサダーの募集する。フォローしていいねを押し、意気込みをコメントすることで参加 |
インセンティブ | |
使用 SNS |
キャンペーンのポイント
【Instagramを利用したアンバサダー募集】
食と自然のテーマパーク「恵那銀の森」内にある焼き菓子のお店「パティスリーGIN NO MORI」がInstagramを活用してアンバサダーを募集しています。
アンバサダーというと、イベントなどで著名人を有償で据え置くことにより話題性を促すという形が多いですが、ファンの多い商品かつマイクロインフルエンサーが増えているので、無償でも動いてくれる人がいるということでInstagramを活用したでデジタルプロモーション担っています。
Instagramを見ていくとたくさんの人がアンバサダーとして手を上げてます。
【ファンをアンバサダーにすること】
アンバサダーになると森のティーパーティーに参加できる他、2ヶ月に1回、提供した商品をご自身のInstagramフィードにて投稿、ストーリーズにて、パティスリーに関しての情報を1か月に1回以上発信、ご自身のアカウントのハイライトにてパティスリーに関してのコンテンツを設置、任期中に1度は実店舗への来店の様子をフィード投稿+ストーリーズにて発信というタスクが着いてきます。そもそもファンならばアンバサダーになる以前にもやっていそうなことなので、大変ではないでしょう。
ファン代表と考えると、どのジャンルにもファンを束ねる人っているもんなので、公式から認められたら嬉しいですよね。より一層発信してくれるようになる一方、ファン界隈に企業が介入しメスを入れるリスクも考えると、選定は難しそうです。
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【動画で解説!】第一期ブランドアンバサダー募集
ロックアイス®50周年キャンペーン
キャンペーン概要 | 公式Twitterアカウントをフォローしリツイートすると応募完了。さらにハッシュタグを付けてロックアイスにまつわるエピソードを投稿すると当選確率アップ。エピソードは漫画化もされる。 |
インセンティブ | キャンプセット、QUOカードPay |
使用 SNS | WEB、Twitter |
キャンペーンのポイント
【キャンペーンの最後に50周年を迎える】
50周年を向かえた小久保製氷冷蔵のロックアイスによる周年系キャンペーン。ロックの日に合わせてサイトは6.9に公開され、こんな時にロックアイスというロックアイスの利用シーンを改めて促すコンテンツや社員インタビュー、ロックアイスの歴史など周年には必ず見せたいコンテンツがを実際の50周年になる10月に向けてじわりじわりと公開しています。
仕組みはシンプルながら細かいところまで行き届いている周年キャンペーンです。50周年に向けて段階的に情報を出して、キャンペーン終了とともに50周年を迎えるというのもあまり見たことない部分ですね。
【漫画を使ったストーリーの効果的な拡散】
そんな中Twitterキャンペーンも実施しています。
ロックアイスのチャックをモチーフにしつつTwitterでのエピソードをオリジナルコミックにし、50周年になる10月に合わせてコンテンツ投下させるようにしています。6月から10月まで結構な期間があるので何弾かに分けて10月を盛り上げる内容になっています。
フォロリツキャンペーンでキャンペーンの認知度を上げつつ、その投稿でハッシュタグ投稿を促す形になっています。一個にまとめることにより、コメントがそこに集まるためTwitterのアルゴリズム的にもタイムラインに出やすくなるので、好循環が生まれます。漫画化されたコンテンツも投稿モチベーションになりますし、マンガコンテンツはTwitterで話題化されやすいため一石二鳥です!
関連記事:【事例あり】Twitterキャンペーンを始めよう!キャンペーンの種類や成功の秘訣を徹底解説!
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