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もらえるものはもらっとけ!欲しくなるインセンティブを使ったキャンペーン特集 デジタルプロモーションラボ

こんにちは!N2Pの村上烈です!


先日マストバイキャンペーンに関するウェビナーを弊社で開催したのですが、多くの方にキャンペーンの仕組みはわかったけど、どんなインセンティブをあげたらよいのかという質問をいただきました。


ストーリーで語り人を動かすプロモーションも素晴らしいですが、やはり良いものがもらえるということも人を動かすことのができるのも事実。もちろん高額商品や現金に近いものは盛り上がりやすいですが、マストバイだと景品法でそうも行かない場合も多いのではないでしょうか。そんなわけで今回はインセンティブが面白い事例をピックアップしてデジタルプロモーションを研究していきたいと思います。


*本記事はYoutubeにて配信中のもらえるものはもらっとけ!欲しくなるインセンティブを使ったキャンペーン特集 デジタルプロモーションラボ2020/08/17の内容の書き起こし記事となります。


1.アース製薬 “無駄にかっこよすぎる” ハチ駆除プロモーション


商品の利便性や使い方を訴求するWEB動画「HACHIEND」を配信すると共に、X(Twitter)キャンペーンも実施


ハチやアブを退治するスプレーにアタッチメントを付けることでライフル銃のようにすることができて、無駄にかっこよく退治に挑めるという拡張アタッチメントをベースに商品訴求動画が作られています。バカでインパクトが有るいわゆるバカパク動画でSNS拡散しそうな内容になっていますね。その中でもでてくる拡張アタッチメントがインセンティブになっているX(Twitter)キャンペーンが同時に行われているわけです。


X(Twitter)のフォローアンドリツイートキャンペーンでインセンティブはアマゾンギフトコード1000円分50名様なんてよくある形のほうが参加者数は伸びたりするのですが、ユーザーのロイヤリティが低いというかなんのプロモーションだかもわかってないユーザーが飛び込んでくるため、こういったインセンティブにするとユーザーを絞ることができ、シンプルなX(Twitter)のフォローアンドリツイートキャンペーンに湧いてくる懸賞アカウントが削られると言う効果がありますね。


アース製薬 “無駄にかっこよすぎる” ハチ駆除プロモーション

https://www.earth.jp/hachi-end/index.html

2.タカラトミーアーツ×揖保乃糸×東京サマーランド『そうめんスライダーカスタム発売記念!揖保乃糸そうめんフロートでリアル流しそうめん体験』


“リアル流しそうめん体験“プールサイズの「揖保乃糸そうめんフロート」作ってみた!


キャンペーンに向け、《「ウォータースライダー」から着想を得た「そうめんスライダー」》という発想をリアル世界に持ち込んで、「流れるプール」で「リアル流しそうめん」気分を味わえる「揖保乃糸そうめんフロート」が制作されました。揖保乃糸のパッケージが描かれた170cmの浮くやつで、流れるプールに流れれば、リアル流しそうめんなんではないかという企画提案をしたというわけです。


X(Twitter)のフォローアンドリツイートキャンペーンで揖保乃糸そうめんフロートをもらうこともできますし、期間限定で『揖保乃糸そうめんフロート』を無料貸し出しも行っているようなので、流しそうめんの気分になってみるのも良いのではないでしょうか。


■タカラトミーアーツ×揖保乃糸×東京サマーランド『そうめんスライダーカスタム発売記念!揖保乃糸そうめんフロートでリアル流しそうめん体験』

https://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/soumenslider/

3.honto 一生の宝もの、読書一生分プレゼントキャンペーン


期間中に本ページよりご応募いただくと、抽選で読書一生分に相当するhontoポイント『934,586ポイント』などが当たる


ポイントバラマキキャンペーンなのですが、インセンティブに一生分を謳ってみるというやつです。算出方法がまともなら謳って良い切り口なのでインパクトをつけるときによく用いられます。


このキャンペーンの場合、世帯当たりの書籍・雑誌等への年間支出額:10,703円(総務省 2019年 家計調査より)。女性の平均寿命:87.32年(男性は81.25年)(厚生労働省 平成30年 簡易生命表より)。10,703円×B.87.32年=934,586円となんだかまともそうです。


他のキャンペーンで見かけたのは、「サーキュレーター 一生分」では、一生分の期間について、成人20歳から平均寿命84歳までと計算し、64年間とします。大手家電量販店が5年の保証制度を設けていることから、5年を家電の平均使用年数とします。サーキュレーター 24,860円(税込)×13台(64年÷5年)=323,180円。1台分の家電(24,860円)と残額分相当のJCBギフトカードをプレゼント。意外と雑でもいけそうなのでは…?


■honto 一生の宝もの、読書一生分プレゼントキャンペーン

https://honto.jp/cp/hybrid/campaign/dokusho-entry.html?display=sport&partnerid=twi_2018111907

4.クラシエ、イケメンボイスでヘアスタイルの悩みに応えるキャンペーンを開始


「泡スターズ」が、ヘアスタイルに悩むツイートを独自に見つけると、リプライ動画を通じ“イケメンボイス“で応える


キャンペーンとしてはX(Twitter)のカンバセーショナルカードを使ったオートリプライキャンペーンで、複数のカンバセーショナルカードがあり、そこからハッシュタグ投稿を行うとリプライが公式アカウントから自動で返ってきてそこに動画がついており、イケメンボイスで課題を解決助言してくれるというものです。


リプライ動画には、落ち込んだ気持ちをただただ元気づける動画や、「プロスタイル」を使ったヘアスタイリング対策法を提案する動画など、「泡スターズ」の各キャラクターの動画を数種類ずつあり、各動画は有名声優が担当しているそうです。


購入した対象の商品のバーコードを読み取ることで、「泡スターズ」の声優5人が全員登場し、収録の感想を述べ合う舞台裏を描いたスペシャルムービー「泡のオフ会」を見ることができます。インセンティブがデジタルオンリーで、声優ファン向けになりますね。ファンがかなり多い芸能人やIPものだとこういったコピーできてしまうデジタルインセンティブだけでも押せてしまうということなのでしょうか。


昔お手伝いさせていただいた某有名男性いっぱいユニットでも、新曲発売記念でPVの各男性のちょっとづつ違うバージョンがリツイートするとランダムで見れるみたいなキャンペーンやらせていただいたのですが、ファンが多ければこんなに拡散されるのかという感じで、見極めが必要ですね。


■クラシエ、イケメンボイスでヘアスタイルの悩みに応えるキャンペーンを開始

https://kokusaishogyo-online.jp/2020/03/39640

まとめ

一度は面白いインセンティブで企画を成立させて通してみたいということはみんな思っていると思うのですが、どうしても提案の際に「ほんとにそれって効果あるの?」とか「ブランドイメージ下がっちゃわない?」とか言われがちです。事例をたくさん持っていれば、このキャンペーンが近くてこれだけリツイートされてます!や懸賞ユーザーよけにも使えますなど、説得力が増すので研究が必要ですね。


バカでインパクトがあるバカパクインセンティブは養命酒のキャンペーンが結構弊社でも取り上げられがちなので常にチェックしておくと良いかもしれないです。これであなたの企画もネクストステージ!


それでは、今回はこのへんで!また会いましょう!


【関連】

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