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デジタルで補完拡張!スポーツ興行系デジタルキャンペーン デジタルプロモーションラボ
更新日:2024.11.07 (公開日:2020/08/04)
こんにちは!N2Pの村上烈です!
2020年夏、ようやく無観客試合や会場のキャパシティ1/3で観客を動員してスポーツイベントが行われるようになりました。しかし、フルマックスでの集客は見込めず、その分のチケットは売れないなど課題は盛り沢山です。また多くのスポーツ大会が普段は夏から秋にかけて行われていますが、2020年はどのような形になっていくのか、今回はスポーツの軸でデジタルプロモーションを探っていきたいと思います。
*本記事はYoutubeにて配信中のデジタルで補完拡張!スポーツ興行系デジタルキャンペーン デジタルプロモーションラボ2020/07/27の内容の書き起こし記事となります。
1.「おうちで交流!OB解説つき! オンラインハマスタ Supported by日本生命」を開催
Zoom上での試合放映に加え、横浜DeNAベイスターズのスタジアムDJを務めるMC TEDDYと球団OBによる解説、トークショーを実施しました。
プロ野球やプロサッカーが始まり、たくさんの制限の中でスポーツコンテンツをお客様に届けなければならないという課題に対して、ZOOMによる有料で試合放送をしつつ、いつもと違った解説やトークをお届けすることで、普段と違った楽しみ方を提供しています。観客を迎い入れての試合ができるようになったといえど、フルでお客さまを入れることはまだまだできないでしょうし、お酒などの飲食物販売は気軽にできず、野次を飛ばしたり声援はなしの拍手のみになるでしょうから、みんなで合唱したりお酒を飲んだりと会場ならではの楽しみは半減しているはずです。
そのため、いろんなところがオンラインでの楽しみやサポートを拡充しており、1円から応援マネーが送れるアプリ「pring」を使い観客がLIVE配信中にいいプレーなどが合った際に応援マネーを送ることができるなど行われています。来場がないということはそこの売上が無いので、こういった直接的な形でサポートできるというのはいいですね。送金アプリなので決まった額を送金するって感じなんでしょうけど、もっといいプレーを見せたらタップをたくさんしてタップ数に応じた金額が支払われるとかにすると上手く連動できて良いと思います。
他にも、リアルタイムで生の声援をスタジアム・サポーターに届けることのできる最新音声サービス『Sporta Cheer』の導入なども見られます。スタジアムに設営された音響システムに繋ぐことで、利用するサポーターの観戦音をタイムラグほぼ0秒でスタジアムに届けることが可能らしく、これがあればみんなで合唱したりもできるというものです。テレビでスポーツ観戦しつつアプリで音を届けて、いいプレーが出たら拍手の代わりにタップして応援マネーというのが当たり前になってくるかもしれませんね。
■「おうちで交流!OB解説つき! オンラインハマスタ Supported by日本生命」を開催金
https://sp.baystars.co.jp/news/2020/06/0609_02.php
■送金アプリ「pring」、ガンバ大阪に投げ銭導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000034071.html
■「リアルタイムで生の声援をスタジアム・サポーターに届ける!」最新音声サービス『Sporta Cheer』横浜FCへ導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000047488.html
2.全農|全国どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーン第5弾!
「ワールドツアーに参加する卓球日本代表選手を応援!!」選手にエールを送ろう。行われなくなってしまったスポーツ大会に出る予定だった選手を応援しつつ、外食産業が落ち込んでいるおかげで消費が少なくなった国産和牛の露出を高めて農家も応援していきたいという構造のプロモーション。
キャンペーンの仕組みとしては応援メッセージをX(Twitter)のハッシュタグに投稿しよう、というユーザージェネレイテッドコンテンツです。弊社流に言うと大喜利キャンペーンなんですが、打ち込んだテキストが用意されている絵馬に画像合成され、画像とともに投稿することができるのがちょっとした工夫です。X(Twitter)のタイムラインに流れた際に画像のほうが目に止まりやすいですよね。例えば既存イラストに自分の顔写真合成とか、写真の背景を自動で切り取ってくれるAPIなんかも出ているので、その場でポスターが作れたりなんて提案も頭に入れておくと良いかもしれないですね。
■全農|全国どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーン第5弾!
https://dodontodonburi.com/
3.どこにいても楽しめる「ARゆるスポーツ」を開発
世界ゆるスポーツ協会が場所の制約をも超えて楽しめる「ARゆるスポーツ」を新たに考案しました。
ブラックホール卓球やこたつホッケーなど、ユニークなスポーツを企画して行っている世界ゆるスポーツ協会が、気軽に集まってスポーツができない昨今に合わせたオンラインでできるゆるスポを実験している感じですね。競技を行う際にはSnap Cameraを利用し、ZOOMなどのビデオチャットアプリと連携して大人数でできます。ARゆるスポーツパークを開催してメディアにも取り上げられているんですね。スポーツをベースにした業界や事業はかなり苦しい中、うまいことプロモーションしてる好例です。
■どこにいても楽しめる「ARゆるスポーツ」を開発
https://yurusports.com/sports/aryurusports
4.高校野球SNSキャンペーンスタート!想いのボールを届けよう。#親子バッテリー おおいた「絆」プロジェクト
甲子園はなくても、高校球児と母親にとって忘れられない大会に。
インターハイや甲子園など高校生スポーツの祭典も中止を余儀なくされている2020年。各都道府県独自で大会を行ったりしている中で、さらに大分県の高校野球ではSNSキャンペーンを連動させています。面と向かっていえない気持ちをSNSで投稿しよう!ということなのですが…。面と向かっていえないことをSNSで言えるとは、高校生の思春期まっさかりも舐められたものですね、SNSでも絶対言えないと思います。あと、親子バッテリーなのに母親限定なのはなにか複雑です。
■高校野球SNSキャンペーンスタート!想いのボールを届けよう。#親子バッテリー おおいた「絆」プロジェクト
https://oab5589.com/oyakobattery/
まとめ
個人、会社含めてサポーターとして何ができるのか、何をしてほしいのかというのをもう一度考える必要が出てきてますね。会場でも多くのルールを設けていると思うので、サポーターとしてのモラルやマナーというのをしっかり考えて行動しなければ、誰か一人が何かしでかしたらスポーツ業界全般に広がってしまう状態なので、そのスポーツを愛するものとしての行動をしなければいけないです。良いものを見せてくれたことに対しての対価は払いたいのですから、そこを可能にするようプロモーションを行うべきだと思います。
それでは、今回はこのへんで!また会いましょう!
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