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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2025/7/21-7/25

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか検討するときに活用していただければ幸いです。2025年7月第4週は4個!

あなたの知らないMUJIカレー各国編 総選挙|株式会社良品計画

あなたの知らないMUJIカレー各国編 総選挙|株式会社良品計画
キャンペーン概要「日本のカレー」or「現地に学んだカレー」から1品を選んでXでリポストもしくはフォームから投票
インセンティブ総得票数が多かったものに投票した方から抽選で30名様にカレーセットをプレゼント
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【チーム対決で盛り上げる!】

「あなたの知らない MUJIカレー各国編 総選挙」は、約2週間と短めの設定で、SNS上で一気に火を付けてから一気に畳みかけるショートスパート型キャンペーンです。「MUJIカレーって、こんなにバリエーションあったんだ!」と、驚かせたい狙いがありそうです。

投票はチーム戦で「日本のカレー」VS「現地に学んだカレー」の構図となっていて、ゲーム性があります。牛肉ゴロゴロ系や和風だしのスープカレーといった日本で育った味と、グリーンやマッサマンなど本場に学んだ味をガチンコ対決させることで、「自分はどっち派だろう?」と考えるように促しています。

さらにスタッフの推しコメントを商品カードに添えていて、スタッフの熱量をオンラインに持ち込んで、共感してもらいUGCにつなげています。

【投票で商品認知!】

投票はフォーム投稿か、公式Xのリポストで、「勝ったカテゴリに投票した人だけ抽選対象」というルールです。

これにより、自分が勝つ確率を少しでも上げるため、同じ陣営に勧誘したくなる心理をつき、友人知人を巻き込ませるようにしています。

中には「とんこつ×和風だしクリーミースープカレー」や「プラウンモイリー」のように耳慣れないけど興味をそそるメニューもあり、これを機に知ってもらい、購買のきっかけへ 繋げているのでしょう。

無印レトルトカレーの種類が増えているという事を伝えられているキャンペーンです。来年以降は「地域食材編」「季節限定編」などシリーズ化しても十分通用しそうです。

あなたの知らないMUJIカレー各国編 総選挙|株式会社良品計画
あなたの知らないMUJIカレー各国編 総選挙|株式会社良品計画

【動画で解説!】あなたの知らないMUJIカレー各国編 総選挙|株式会社良品計画

カフェオーレ 始めよう!朝のオーレ活キャンペーン|江崎グリコ株式会社

カフェオーレ 始めよう!朝のオーレ活キャンペーン|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要パッケージのQRコードをスマホで読み取ると大人になったハイジ/クララ/ペーターの動画が視聴可能
インセンティブ・カフェオーレ オリジナル(ハイジ版の動画が視聴可能)・カフェオーレ たっぷりミルク(クララ版の動画が視聴可能)・カフェオーレ コーヒー濃いめ(ペーター版の動画が視聴可能)
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【懐かしさで大人世代を狙う!】

江崎グリコがカフェオーレシリーズの訴求として「オトナの朝こそ、おだやかな時間って必要じゃない?」という呼びかけとともに、大人になったハイジ・クララ・ペーターのオリジナルショートドラマを展開しています。

1974年から放映アニメ「アルプスの少女ハイジ」をリアルタイムまたは再放送で見た層は現在30〜50代。カフェオーレも1979年発売のロングセラーで同年代です。「昔ハイジと同じくらいだった私たちも、今は働く大人だよね」 ということなんでしょうか。

ハイジは都心のOL、ペーターは動物園飼育員と、そもそもアルプスじゃなくて全員東京にいるのかとツッコミたくなるところが話題化する部分なのでしょう。

【限定動画で購買促進!】

ショート動画でアテンションを作りつつ、パッケージについたQRを読み込むとロングバージョンの動画が見れるようになっています。

ロングバージョンとはいえ動画の尺は2分弱とサクッと観られる長さながら、幼少期の名シーンをオマージュした演出が随所に散りばめられ、昔のテレビシリーズ世代には刺さるのでしょう。

キャラ別に「仕事・ライフスタイル」×「フレーバー」のベネフィットを描き分けているため、「自分に合うのはどれ?」と考えさせるのに加え、「次はクララ編も観たい!」とリピート購入させ購買につなげています。

物理プレゼントがまったく無いぶん、「動画=報酬」の価値を極限まで高める必要がありますが、幼少期から知る世代が「大人になったハイジ!?」と食いつき話題になりそうです。

カフェオーレ 始めよう!朝のオーレ活キャンペーン|江崎グリコ株式会社
カフェオーレ 始めよう!朝のオーレ活キャンペーン|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】カフェオーレ 始めよう!朝のオーレ活キャンペーン|江崎グリコ株式会社

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社
キャンペーン概要「アヤちゃん人形AR」を起動して好きな場所で撮影、または映画館のスタンディ・ポスター等を撮影しXまたはInstagramに投稿
インセンティブミニアヤちゃんフィギュア(非売品) 1名様映画「ドールハウス」ポスター(非売品) 5名様映画「ドールハウス」ノベライズ本 3名様映画「ドールハウス」コミカライズ本 3名様映画「ドールハウス」エコバッグ(非売品) 5名様アヤちゃん人形アクスタ(非売品) 1名様長澤まさみさん撮り下ろしアヤちゃん人形のポロライド写真 3名様
使用SNSX、Instagram

キャンペーンのポイント

【恐怖×かわいい!?】

5歳の娘・芽衣を事故で失った佳恵は、骨董市で亡き娘そっくりの人形を購入し、心の拠り所にする。やがて第二子・真衣が生まれ家族が再び笑顔を取り戻したかに見えた矢先、人形がまるで意思を持つかのように一家の日常へ介入し、手放しても必ず戻ってくる…というストーリーのホラー映画「ドールハウス」が、オカルト人形「アヤちゃん」をあえてARコンテンツにして公開しています。

【ホラー×遊びのギャップで話題化!】

キャンペーンは映画公式X、またはInstagramをフォローし、「#日本全国ドールハウスCP」を付けてAR写真や映画館スタンディの写真を投稿するとプレゼントが当たるというもの。

ユーザー生成コンテンツとして、怖いキャラクターをあえて面白くしてみた、もしくは怖い画像が取れた、など投稿したくなる内容になっています。

公開前の興味喚起から鑑賞後の共有ができ、ホラー好きはもちろん聖地巡礼系インスタグラマーまで幅広く巻き込める好例です。投稿ロケーションやテキストを分析すれば、次回配給やスピンオフ施策の示唆データも取得可能じゃないでしょうか。

映画プロモーションでのAR使用は結構ありますが、ホラーで遊びを入れるのはギャップになり話題化に繋がります。

映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社
映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

【動画で解説!】映画『ドールハウス』#日本全国ドールハウスCP|東宝株式会社

BifiX タンサで連鎖カラダ軽やかに!キャンペーン|江崎グリコ株式会社

BifiX タンサで連鎖カラダ軽やかに!キャンペーン|江崎グリコ株式会社
キャンペーン概要対象商品のフタのQRコードからサイトにアクセスし、クイズに回答すると、SEGA『ぷよぷよ™』コラボの オリジナルパズルゲーム がプレイできる
インセンティブなし
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【楽しみながら腸活体験!】

去年までは「タンサでカラダ軽やかにキャンペーン」といったレシートマストバイキャンペーンを行っていたのですが、2025年は短鎖脂肪酸の「タンサ」と「ぷよぷよ™」の連鎖を掛け合わせたゲーム型プロモーションを実施しました。

キャンペーン告知入り対象商品を購入し、フタのQRを読み込んだ先の特設サイトにてミニクイズに答えると、「ぷよぷよ」コラボのオリジナルゲームが遊べます。

ゲームは制限時間180秒の 「スコアチャレンジコース」になっていて、5連鎖達成で現れる「ゴールドタンサぷよ」が盤面を全消ししてくれる「ぷよぷよ」ならではの爽快演出も見られます。

【景品なしでも面白い!】

8月18日からは新コースが追加され、長く遊んでもらいリピートさせる設計になっています。味ごとに 応援キャラクター(アルル・カーバンクルほか)が変わる点も、フレーバーをコンプしたいコレクター心理が高まり、こちらもリピートが狙えます。

また、ゲーム中で「ゴールドタンサぷよ」を消すたびに現れる 「スッキリ!」演出が、短鎖脂肪酸=腸内環境ケアという機能訴求を視覚的にインプットできています。

健康系ブランドがエンタメIPを借りて「楽しく学べる腸活」を体験化し、インセンティブゼロでもROIを高める内容になっています。

BifiX タンサで連鎖カラダ軽やかに!キャンペーン|江崎グリコ株式会社
BifiX タンサで連鎖カラダ軽やかに!キャンペーン|江崎グリコ株式会社

【動画で解説!】BifiX タンサで連鎖カラダ軽やかに!キャンペーン|江崎グリコ株式会社

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この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。

キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。