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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2025/1/20-1/24

公開日:2025/02/21
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか検討するときに活用していただければ幸いです。2025年1月第4週は5個!
おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ

キャンペーン概要 | ペットの面白い、かわいい動画や写真を撮影しハッシュタグをつけてXかInstagramに投稿するとCM出演権が当たるキャンペーン |
インセンティブ | CM出演権 |
使用SNS | X、Instagram |
キャンペーンのポイント
【CM出演権をゲットできる!】
自慢のペットがグッデイのTVCMや店頭サイネージ、ポスター、チラシ、店頭POPなどに登場するチャンスがもらえるデジタルプロモーション。
ペットは家族の一員であり、可愛かったり面白い行動をしたりすると、その瞬間を誰かと共有したいという気持ちが自然と湧きます。「うちの子、見て!」という気持ちがでるもの。
ペットを飼っている人同士は共通の話題を持ちやすく、ペットを通じてつながりを築けます。「うちの子も同じ!」や「うちの子もやる!」といった共感が得られるので、SNSに投稿するハードルが下がるのです。さらにSNSや友人の間で「かわいい!」や「すごい!」と褒められることで社会的承認欲求も満たされます。
【ペットはコンテンツ力がある!】
キャンペーンフローは、ペットの面白い、かわいい動画や、写真を撮影してInstagramもしくはXに「#あつまれうちの子フェア8」と「#都道府県」をつけて投稿するというもの。
都道府県をつけるのは不思議ですが、どの地域でグッデイが盛り上がっているかマーケ情報として取りたいのでしょうか。
投稿された動画や写真の中から選ばれると、3月上旬から放送予定のグッデイ「あつまれ!ウチの子フェア」のTVCMに採用されます。社会的承認欲求を上げるインセンティブで、さらにペットとの愛情も深まるでしょう。
動物パワーというのは自分も見ている人も癒やされる効果があります。ペットをテーマにしたキャンペーンは、企業にとって感情に訴える強力な手段となり、参加者にとっても愛するペットをアピールできる楽しい機会になるわけです。


【動画で解説!】おうちのペット自慢 CMモデル募集 | 株式会社グッデイ
長崎いちごを買って、撮って、当てよう!長崎のステキなモノが貰えるキャンペーン

キャンペーン概要 | 購入した長崎いちごと、その購入時のレシートを一緒に撮影してLINEで応募するキャンペーン |
インセンティブ | 3パックコース:長崎和牛コース 合計40名様1パックコース:毎月変わる ゆめずきんちゃん&こいずきんちゃんグッズコース 合計60名様 |
使用SNS | LINE |
キャンペーンのポイント
【いちごとレシートを撮影して応募!】
「ゆめのか」や「恋みのり」など、JA全農ながさき系統の長崎いちごを購入したレシートと、購入したいちごを一緒に撮影するというマストバイキャンペーン。
今回のような生鮮食品は、レシートに「いちご」としか書かれないケースが多く、レシートマストバイキャンペーンでOCRをかけてチェックするのが難しいという課題があります。
レシートの「いちご」だけでは、どこ産のいちごを買ったのか分からないということです。
逆にいちごの写真だけとなると、購入せずに店舗で写真だけ撮影することができてしまいます。双方解決するため、対象商品とレシートを一緒に撮影させちゃおうというソリューションです。
応募は3パックと1パックのコースがあり、どちらも購入品とレシートを1枚の写真におさめて送るというもの。レシートと他のものが一緒に写っているとOCRがききづらくなるし、ましてや3パックと一緒に取ったらレシートが小さくなるので、OCRで自動化などはやってなさそうです。
【賞品で地域PRも!】
LINE側を見ていくと、Messaging APIを活用したオールドスクールなレシートキャンペーン。コース選択し写真をメッセージに送り応募完了ボタンを送ると応募できます。基本的に写真をすべて受け付け、キャンペーン終了後に抽選し、目視確認を行うのだと思います。
Messaging APIは1000通までは無料ですが、それ以上増えると費用が発生します。キャンペーン参加でのメッセージ増加は嬉しい悲鳴になりますが、いたずらなどの懸念や、大量のメッセージになると結構なコストになるので、最近はLIFF形式が一般的です。
また、お年を召した方などに、普段のLINE使いとほぼ同じ形でキャンペーンが進行してわかりやすい、というメリットはあります。
長崎いちごだけでなく、「長崎和牛」などの地元商品が賞品に含まれることで、地域全体のプロモーションにつなげてます。LINEは友達につなげた後の運用が、送信に応じてお金がかかる分効果があるので、そこも見据えて提案していきたいですね。


【動画で解説!】長崎いちごを買って、撮って、当てよう!長崎のステキなモノが貰えるキャンペーン
かどやの太白ごま油×シナモロールお菓子作り大作戦!!キャンペーン | かどや製油株式会社

キャンペーン概要 | LINEを活用したレシートマストバイとXでのフォローリポストキャンペーン |
インセンティブ | シナモロール コラボグッズ |
使用SNS | LINE、X |
キャンペーンのポイント
【お菓子作りに「ごま油」を提案!】
かどや製油と、サンリオの人気キャラクター「シナモロール」のコラボキャンペーン。
バレンタイン商戦に向けて「ごま油」をお菓子つくりに使おうという、新たなごま油利用シーンを作っています。
サンリオキャラクターは固定ファンが多く、特に若い女性や子育て世代に訴求力があります。そこに対して、お菓子作りや日常の料理で「太白ごま油」を使うという「ヘルシーでおいしいお菓子作りにピッタリ」というポジショニングを作りたいということなのでしょう。
ごま油というと中華料理感がありますが、ごま特有の香りやクセがない「太白ごま油」なら、というところを強めてます。
【本数分レシートを送信が必要!】
キャンペーンの仕組みはレシートマストバイで、LINEのキャンペーンバナーからトークルームにレシート画像をおくる形ですが、珍しいのが一度の会計で複数本買った場合、その本数分レシートを送信が必要なことです。
OCRなどをかけている場合、通常は商品名と数量をスキャンして自動的に何本買ったか取得し、本数分抽選券を得るようになります。
ごま油を一気に複数本買うというシーンは少ないからでしょうか、こちらは5本買ったら同じレシートを5回送ることになります。
そのほか、マストバイキャンペーンで課題になりがちなキャンペーン自体の認知が弱いという部分を補うべく、Xでのフォローリポストキャンペーンを行っています。
バレンタインに「ごま油」をぶつけてくるというのが話題性を呼びそうです。人気キャラクターとのコラボでブランドイメージを向上させつつ、新たなユーザーに太白ごま油の利用を促進させるという流れができています。


【動画で解説!】かどやの太白ごま油×シナモロールお菓子作り大作戦!!キャンペーン | かどや製油株式会社
織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社

キャンペーン概要 | ローソン店舗で商品を購入したレシートにあるQRコードをかざすとARを活用したおみくじがひける |
インセンティブ | 抽選でau PAY 残高10,000円分(不課税)が当たる |
使用SNS | X |
キャンペーンのポイント
【ローソンのレシートで「ARおみくじ」がひける!】
2025年、auの三太郎CMシリーズ「みんなでハピろー!」特設サイトで、楽曲『ハッピーなんて』を担当しているスリーピースガールズバンド「サバシスター」のインタビューや、過去の三太郎CMシリーズの振り返りなどが公開されています。その中に「織ちゃんのレシートARおみくじ」というデジタルプロモーションコンテンツがありました。
こちらは、ローソンのレシートに記載されたQRコードを読み取ると織ちゃんが登場し、ARを活用しておみくじの結果を伝えてくれるというもの。
なぜauがローソンのレシートで、という疑問は、2024年2月にKDDIがローソンへ5000億円弱出資をし、三菱商事と共同経営することを発表したことが関係しているものと思われます。キャンペーンによるシナジーを生み出したいということなのでしょう。
【デジタル体験が先進的なイメージを強化!】
AR体験は日常にない特別感を提供するため、「試してみたい」と思わせる魅力があります。さらに、デジタル体験がauの先進的なイメージを強化して、共同経営先のローソンの購買にもつながるという流れを作っています。


【動画で解説!】織ちゃんのレシートARおみくじ |KDDI株式会社
NICI×AI PET AWARD スター誕生!NICIドリームステージ大賞|グローバルハーモニー株式会社と株式会社アントレックス

キャンペーン概要 | 好きなキャラクターを選び、それを用いてパフォーマンス動画を生成AIで制作し、応募フォームからアップロードするコンテスト |
インセンティブ | 賞金総額40万円+豪華賞品 |
使用SNS | X、Instagram、TikTok |
キャンペーンのポイント
【好きなキャラクターでAI動画を生成!】
「AI PET AWARD」は、DALL·EやMidJourneyなどのテキストから画像や動画を生成するAIツールを活用して、ペット関連のショート動画や画像など、参加者が制作したデジタル作品を応募し、審査員や一般投票によって受賞者を決定するコンテスト。
AI技術を活用したマーケティングの実証的な取り組みかつ、ペットをモチーフにすることで、ペットを飼っている人だけでなく、動物好き全般に興味を持たせたい、そして仕上がったコンテンツが気持ち悪くなりにくいということなのでしょうか。
これまで「AI PET AWARD」はペットに関係しそうな企業とコラボコンテストを行っており、今回はドイツ発の人気ぬいぐるみブランド「NICI」とのコラボレーション企画。
NICIのキャラクターを生成AIで表現し、ショート動画やロング動画を制作してもらうという内容になっています。
【初の動画コンテスト!】
コンテストは20秒以内のショート動画部門と、1〜5分のロング動画部門に分かれており、賞金総額40万円と結構なインセンティブがあります。
NICI的にも新たなジャンルのユーザーに届けることができるというのと、コンテンツが手に入るということなのでしょう。
生成AIの可能性を知ってもらうとともに話題性もありますし、どんな作品が登場するのかとても気になる部分ではあります。また、これまでコラボ企画や本体企画では画像でのコンテストしか行っていないので、初の動画コンテストというのも期待できます。
生成AI技術とペットという親しみやすいテーマを融合し、創造性や楽しさを重視したキャンペーンです。NICIの認知拡大とAI技術の啓蒙を同時に実現し、参加者にもブランドにも価値をもたらす設計となっています。

