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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2024/10/28-11/1

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか検討するときに活用していただければ幸いです。2024年10月第5週は4個!

#クーリッシュでないとルーティン|株式会社ロッテ

#クーリッシュでないとルーティン|株式会社ロッテ
キャンペーン概要お風呂上がりに飲むシーンをショート動画で提案。Xでのフォロー&リポストキャンペーンも。
インセンティブ入浴料 「く〜りっし湯」 3個が抽選で100名に当たる
使用SNSX

キャンペーンのポイント

【チョコプラとコラボ!】

飲むアイス 「クーリッシュ」による、動画をベースにしたデジタルプロモーションです。「お風呂あがりの習慣にクーリッシュを飲んでクールダウンする」という新しいシーンを提案しています。

チョコレートプラネットが扮する各メディアで売れている「伝説の小学生 高田くん」をはじめ、人気の4キャラクターをふんだんに使った、お風呂あがりのナイトルーティンショート動画をメインに上げています。

「お風呂あがり」と親和性の高いTikTokの定番フォーマット「#ナイトルーティン」を主軸に、「美容」「スキンケア」「帰宅後のリラックス」「筋トレ」「子どもの寝かしつけ」といった、いろんなライフスタイルがコンテンツ化されていることに目をつけて、真似したくなるような動画コンテンツを提供しています。

【LPにキャンペーンの記載なし!】

チョコレートプラネットだけではなく、「そば湯」や「ゆずみつ」など、8組の人気クリエイターも「#ナイトルーティン」ショート動画をアップしています。

「1人暮らし1年目のリアルなナイトルーティーン」や「1人チルタイム」などのコンテンツで、風呂上がりシーンを提案しているわけです。公式Xではフォロー&リポストキャンペーンも行っていて、動画を見てもらいキャンペーン認知を高めています。

最近はXキャンペーンを同時に行っていても、LP側に記載がないことが多くなってきました。Xはあくまでキャンペーン認知拡大なので、LPに飛ばすための施策であり、LPからわざわざXに飛ぶ人はほぼいないということでしょうか。

その分、LPを充実させたほうがいいということなのでしょう。

#クーリッシュでないとルーティン|株式会社ロッテ
#クーリッシュでないとルーティン|株式会社ロッテ

【動画で解説!】#クーリッシュでないとルーティン|株式会社ロッテ

毎朝爽快Light  トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社
キャンペーン概要キャンペーン期間中のレシートと購入商品を撮影してフォームより投稿すると応募完了
インセンティブトイレットペーパー3年分 10名毎朝爽快Light 24本 30名
使用SNSなし

キャンペーンのポイント

【トイレットペーパー3年分が当たる!】

おなか良好 お通じを増やす「毎朝爽快Light」を買うと、トイレットペーパーが60ロール当たるというレシートマストバイキャンペーン。

60ロールが当たった場合、どこに保管しておくのやらと思ってしまいますが、おなか良好感をあらわすには良いインセンティブです。

【レシート表記の問題を解決!】

レシートキャンペーンでよく聞く課題として、小売店によってはレシートにざっくりとした名前しか出ないため、実際に買ったかどうか判別がつかないということがあります。

例えば、ゼスプリのキウイのレシートはほとんどの場合「キウイ」としか書かれないので、別のメーカーのキウイを買っても同じ表記になってしまい、ゼスプリかどうか判別ができません。

本キャンペーンは毎朝爽快Light12本入り限定パックが対象で、おそらく「12本入り」とレシートに書かれないという課題があり、それに対して応募方法を工夫しています。

レシート写真を送るのはもちろん、購入商品自体も撮影してもらい、別々の写真として送っていただくキャンペーンフローです。これで単品じゃないことを目視で確認しているのでしょう。他にもバーコードを読んでもらうフローを追加したりするパターンもあります。

逆にECサイトは商品名がばっちりでるので、領収書をダウンロードしてアップしてもらうとわかりやすいです。キウイなどは写真判別もつきにくいし、単品だとバーコードも無いので、シリアルをシールで貼るようなシリアルマストバイしか無いかもしれません。

毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社
毎朝爽快Light トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

【動画で解説!】毎朝爽快Light  トイレットペーパー3年分プレゼントキャンペーン|森永乳業株式会社

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会
キャンペーン概要LINEアカウントを活用し、全国のコーヒーショップを巡りながらスタンプを集めるデジタルラリー
インセンティブ3ポイント達成 Amazonデジタルギフト券3,000円分 90名5ポイント達成 Amazonデジタルギフト券5,000円分 11名
使用SNSLINE

キャンペーンのポイント

【LINEデジタルスタンプラリー!】

10月1日の「国際コーヒーの日」は、1983年日本コーヒー協会によって制定され、2014年に行われたイタリアのイベントにおいて、世界共通になりました。

コーヒー豆の一大産地であるブラジルの収穫終わりが9月末で、10月1日から新コーヒー生産ということで、元旦的な扱いをされているそうです。

そんなコーヒーの日から始まったスタンプラリーは、LINE公式アカウントに友だち追加をし、対象の喫茶店にある店頭コードを読み込むシンプルな内容ですが、その対象喫茶店が全国レベルになっています。全日本コーヒー商工組合連合に参加しているお店で、東京だけでも60件ほどあります。

近所にある喫茶店を探したいので、マップに位置情報つけるか、都道府県ソートと連動してくれるととてもありがたいです。

【近所の喫茶店に行こう!】

普段から喫茶店が好きな方はもちろん、これを機会に近所や会社の近くに喫茶店があることを知って、一回行ってみてファンになり、他の店舗も回ってみるというストーリーなのでしょう。

コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会
コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

【動画で解説!】コーヒーショップ LINEデジタルスタンプラリー | 全日本コーヒー商工組合連合会

ブレンディスティック コレクションラリーキャンペーン | 味の素AGF株式会社

ブレンディスティック コレクションラリーキャンペーン | 味の素AGF株式会社
キャンペーン概要購入した商品のバーコードを読み込みスタンプを集めるマイレージマストバイキャンペーン。マイページのスクリーンショットをシェアするWチャンスも。
インセンティブデジタルギフト10,000名に当たる
使用SNSLINE、X、Instagram

キャンペーンのポイント

【デジタルギフトが10,000名に当たる!】

ブレンディによる、デジタルギフトが計10,000名に当たるキャンペーンは、B賞で「えらべるPay」C賞で「QUOカードPay」が当たるという珍しいインセンティブになっています。

「えらべるPay」は「QUOカードPay」も選択できるため、ユーザー的にはC賞も「えらべるPay」がよさそうなものですが、購入時の手数料に違いがあるのでしょう。C賞の9,890名に500円だと合計494万5千円ですから、5%手数料が違うだけで25万円変わってきます。

【スタンプを集めるマイレージマストバイ!】

豪華賞品が当たる本キャンペーンは、バーコードを活用したスタンプラリー形式です。レシートと違いバーコードのため、1日に獲得できるのは1商品につき1スタンプ、合計2スタンプまでとなっています。

1箱購入につき1スタンプまでと注意書きがありますが、バーコードは商品ごとに同じなので、次の日にはスタンプが読み込まれてしまうデメリットがあります。

スタンプラリーのスクリーンショットを、XもしくはInstagramに投稿させるWチャンスも行っていて、スタンプのコレクション性を競わせる動きとなっています。みんなで集めたスタンプ数もリアルタイムで追記されており、12万超えと人気なことがわかります。

Amazonや楽天での売上が上位なのでレシートキャンペーンにしてないのでしょうか。最近はECでの購入も購入証明が可能になってきました。メジャーなECサイトでの購入ならばレシートキャンペーンも行えます。

ブレンディスティック コレクションラリーキャンペーン | 味の素AGF株式会社
ブレンディスティック コレクションラリーキャンペーン | 味の素AGF株式会社

【動画で解説!】ブレンディスティック コレクションラリーキャンペーン | 味の素AGF株式会社

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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