n2p blog

キャンペーンやSNSの
"ためになる"情報を
執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2021/5/1-5/7

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2021年5月第1週は5個!

バファリン×Liccaコラボキャンペーン|ライオン株式会社

バファリン×Liccaコラボキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

リカちゃんとのコラボプロモーション 画像を選択していくことでオリジナルのポスターを画像生成できる仕組みです。生成後フォームより応募するとオリジナルリカちゃんドールが当たります。

キャンペーン考察

発見ポイント:

以前デジタルプロモーションラボで取り上げた際にバファリンはセーラームーンとコラボしていました。今度はリカちゃんということで広い世代の女性にプロモーションしたいということなのでしょう。 リカちゃんをアンバサダーとしてこれからTwitterなどで発信していくのでしょうか。アイコンなどもリカちゃんにしたら良いのではと思いますがそこまでやると別のターゲットの方が混乱してしまうという配慮でしょうか。

今回のキャンペーンでは、 画像を選択していくことでオリジナルのポスターを画像生成できるようになっています。商品の売り込みから、画像を選択しメッセージやエフェクトを入れていくことで自由度は少ないですが画像が生成されます。そこに商品やタイトルが入った画像を各種SNSに投稿したり、ダウンロードしたりして何かしらに使うことができるというものです。縦画像なのでSNSによっては向かないなとお思いでしょうが、FacebookやTwitterでは横になるように設定されている当たりに細かい配慮が伺えます。縦長はInstagramのストーリーズ対応でしょうか。

プレゼント応募ページへのリンクが有り、きちんと完成ページを経由しないと入れないようになっているなど細かいシステム設計周りがきちんとしています
各種SNSでの画像投稿させる場合Instagramは正方形、Twitterは16:9、ストーリーズは縦長のように最適なサイズがあるためそれぞれに合わせた最適解な画像投稿を考えておくという事は重要ですね。

スマートフォンキャプチャ

バファリン×Liccaコラボキャンペーン|ライオン株式会社  を考察する動画

#ガリガリ君ダンス を踊ってガリガリ君一年分をゲットしよう

#ガリガリ君ダンス を踊ってガリガリ君一年分をゲットしよう

キャンペーン概要

内容:

お手本動画を参考にダンスを撮影します。動画を撮ったら「応募フォーム」または「SNS からの応募」の 2 種類から選んで応募すると毎月1名様にガリガリ君一年分が当たるというキャンペーンです。

キャンペーン考察

発見ポイント:

このデジタルプロモーションラボでは、踊った動画を投稿させるというのはロイヤリティの向上や音楽や身体での刷り込みという効果は期待できるものの、非常にハードルが高く参加者が増えづらいので技法として難しい、という話を難解化しています。では、ガリガリ君というメジャーで活躍する選手ではどうでしょうか。


ガリガリ君四十周年を記念してガリガリ君ダンスをするのですが、ガリガリ君一年分というインセンティブでインパクトを付けています。商品ターゲットが子供ですので子供がいかに楽しめるかを追求していかなければなりません。そうしなければ子供にこれをやってみようという提案も通らないですし、クオリティの高くないダンスや子供の顔をSNSに晒すのは心理的なハードルが高くなり応募の減少につながります。とはいえ大人のダンスはもっとハードルが高いため子供に寄せているのは良いと思います。


その点SNSでは広いプラットフォームで募集したり、応募フォームからのアップロードで誰かに晒すことなく投稿できる形にしているのはいいですね。企業側からしたら拡散してくれたほうが嬉しいのですが、そこは応募数との対立が起きてしまうため個人的には踊ってみた系キャンペーンはフォームアップロードも必須です。とはいえ規約的にフォームアップロードした投稿動画も受賞したら公開されてしまう気がします。 実際Instagramを見てみると50件程度と振るっていない印象です。
ガリガリ君の商品知名度でも踊ってみた系は振るわないようです。子供に寄せておりインセンティブもインパクトがあるし、公開に気遣ったフォームアップロードも置いています。外側から見えるのが少ないだけなのかもしれですが、ダンス動画投稿はスキームとして成功例を見たことがありません。しかし企画が通っているのだからなにか正解があるのだろうと思います。

スマートフォンキャプチャ

#ガリガリ君ダンス を踊ってガリガリ君一年分をゲットしよう を考察する動画

暑熱順化でネツナレろ! | 初音ミクコラボ beyond2020プログラム公式サイト | 大塚製薬

暑熱順化でネツナレろ!

キャンペーン概要

内容:

公式ツイッターアカウントをフォローしてリツイートすると、プロジェクトセカイコラボの「7DAYS POCARI BOX」(非売品)が当たるというキャンペーンです。

キャンペーン考察

発見ポイント:

ポカリスエットの広告が出てくると夏が近づいてきたなと思いますね。元気に夏を迎えるためには、汗をかく習慣をつけて暑さに慣れておくこと=”ネツナレ”することが大切ということでナツナレろというキーワードで今年は勝負しています。さらにバーチャルシンガーとLeo/needメンバー、初音ミクをはじめ、MEIKOやミライアカリ、YuNi、富士葵、星乃一歌といった人気のバーチャルタレント達がアンバサダーを務めています。調べてみると2019年12月頃からやっているタッグチームのようです。文化プログラムの一環としてbeyond2020というバーチャルアイドルを活用したプロモーションを行っています。2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かして成熟社会にふさわしい、次世代に誇れるレガシーの創出が目的です。


キャンペーン自体はシンプルなフォローアンドリツイートキャンペーンで、インセンティブは夏に向けたカラダづくりを応援するメッセージ付きポカリです。2020年に引き続き外に出る機会が少ないので、夏本番までに暑さに慣れておこうということを伝えたいプロモーションでした。
ポカリスエットともなると熱中症対策に加えbeyond2020プログラムと社会へのメッセージをいろんな形で伝えて安心安全性を高めているというわけです

スマートフォンキャプチャ

暑熱順化でネツナレろ! | 初音ミクコラボ beyond2020プログラム公式サイト | 大塚製薬 を考察する動画

ニベア クリームケア洗顔料 ニベアの洗顔は誤解されていたキャンペーン – NIVEA

ニベア クリームケア洗顔料 ニベアの洗顔は誤解されていたキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

「#ニベアの洗顔は誤解されていた」がついた投稿からニベアの洗顔に対するあなたのイメージを選んでツイート、リプライされた動画を視聴することで応募完了です。

キャンペーン考察

発見ポイント:

MVとキャッチを見てみると「違う、そうじゃない」でそのポーズは鈴木では?と思ったのですが、鈴木は鈴木でも鈴木愛理さんが「違う、そうじゃない」の楽曲をオマージュしてCM動画を作ったりしている模様です。 鈴木愛理さん世代がターゲットの場合、この曲はターゲットからズレているためどういうストーリーで鈴木愛理さんがこの曲でCMをやるのか疑問でした。調べてみると鈴木雅之さんの方が鈴木愛理さんとコラボしているようで、その流れからニベアが若干悪ふざけ感もありながらコラボプロモーションを行っています。

プロモーション全体のストーリーはアンケートなどで出てきたニベアの洗顔に対する間違った認識を正すために「違う、そうじゃない」なんですね。Twitterにて #ニベアの洗顔は誤解されていた が入っているカンバセーショナルカードでの投稿を行うと、動画とともに当落がオートリプライされるインスタントウィン形式になっています。
おそらく曲自体の知名度は非常に高いので、CMで流れていたらお父さんお母さんも気になってしまって家の中で話題になるという力もあるのではないでしょうか。

スマートフォンキャプチャ

ニベア クリームケア洗顔料 ニベアの洗顔は誤解されていたキャンペーン – NIVEA を考察する動画

「粉物旨味向上ノ術」キャンペーン|ヤマキ株式会社

「粉物旨味向上ノ術」キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

Twitterで #粉物旨味向上ノ術 を付けて動画を投稿または対象投稿をリツイートした人の中から抽選で総計57名様に豪華賞品をプレゼントするというキャンペーンです。

https://youtu.be/9e7pjfmrDLk?list=TLGGnFwSlXsDPNswNzA2MjAyMQ

キャンペーン考察

発見ポイント:

粉物旨味向上ノ術、と鰹節のかけ方を術と見立てて利用シーンを提案しています。なんでも「〜の術」をつけるとそれっぽくなりますよね。 4種の説明に加えて粉物にはかつお節だよね−なんていう豆知識と術の紹介動画になっています。

キャンペーンスキームはアレンジレシピか踊るかつお節撮影だと思ったのですが、術に合わせたかけかたもしくは自己流ということで事前にとっておいた俺なりのかけ方を投稿しましょうというものです。
アレンジレシピだろうが踊るかつお節撮影だろうが商品を利用してもらうというところが基にあります。かけ方も絶対買わないと撮影できないもののため、粉物が好きな子供がお好み焼きにかつお節をかけるところでも撮ろうというストーリーをもう一つ押せればもう一段階上に行けるのではないでしょうか。

スマートフォンキャプチャ

「粉物旨味向上ノ術」キャンペーン|ヤマキ株式会社 を考察する動画