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キャンペーンやSNSの
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執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2020/1/22-1/29

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2021年1月第4週は7個!

あなたが選ぶオタク川柳大賞

あなたが選ぶオタク川柳大賞

キャンペーン概要

内容:

身の回りのオタクのこと、もしかして私ってオタク!?な萌えるネタ、楽しいネタ、痛いネタ、今年のオタク的流行を盛り込んで、5・7・5の川柳にする。

キャンペーン考察

発見ポイント:

川柳投稿と、猫耳キャラコンテストというイラストと写真のコンテストが同時並行している。どちらもオタクで串刺しておりクリエイティブや大賞を神とするなど随所に表している。
少し変わっているなと思うところが、作品などを紹介して行く場所をFacebookページとしていて、オタクとFacebookは「相性悪いのではないのか?」と思うところ。もちろんアカウントなくても見ることができなくはないのだけれど、ログインしろ、新規アカウント作れとうるさい感じになるからFacebookページを中心においているのは不思議。投稿自体、川柳は応募フォームでの投稿、コンテストはInstagram,TwitterのDMやメールでも扱っているので多方から応募できるようになっているのだが、紹介はFB。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【あなたが選ぶオタク川柳大賞】を考察する動画

おやつ部 毎月25名様に当たるスナック25

おやつ部 毎月25名様に当たるスナック25

キャンペーン概要

内容:

パネルの下に隠れたキーワードがわかったらプレゼントに応募できる。富良野産生乳のバターとロレーヌ岩塩を使用した「じゃがいも心地 富良野産生乳のバター」(1箱12袋)と、スナック25オリジナルステッカーのセットが25名様に当たる

キャンペーン考察

発見ポイント:

クイズキャンペーンはクイズの中に商品の強みを訴求するようにして商品理解を深めることができるので提案したいところだが、単にクイズキャンペーンと打ち出しにしてしまうととてもつまらない企画になる。だとすればX(Twitter)のカンバセーショナルカードを使った四択クイズとかにしてオートリプライでインスタントウィンとかにしてしまったほうが成立してしまうが、これだとクイズが一度になるので商品訴求が一箇所のみになってしまう。
スナック25はアタック25というテレビ番組でパネル形式の問題を説いていくものをオマージュしていて、パネルを押してクイズに答えさせ、パネルを開いていくと裏側に本当の問題が現れてそれの答えを応募フォームに入れる形になっている。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

  

【おやつ部 毎月25名様に当たるスナック25】を考察する動画

「ペイント香港Now」キャンペーン

「ペイント香港Now」キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

パソコンやタブレット上でお絵描きツールを使って塗った作品、あるいは印刷して色を塗ったものをカメラやスキャナーで取り込んだ作品を、投稿用ハッシュタグとメンションをつけてSNS(Twitter/Instagram/Facebook)に投稿することで、キャンペーン参加
投稿された作品の中から10の優秀作品を選定し、選ばれた10名様には限定生産のH TOKYO特製香港柄のハンカチ(3枚1セット)をプレゼント

キャンペーン考察

この業界のキャンペーンは本当に厳しい。できることが香港に来た思い出を思い返してもらって香港を忘れないようにさせる、くらいになってしまう。UGC施策として思い出写真を投稿させるのもちらほら見かけるが、タイムラインで見かけたときに、「ああすごい素敵なところだな」、今度の休みに行ってみようときっかけづくりとしてユーザー体験をユーザーに投稿させるものなのに、今は行けないとなると、楽しいことを投稿してユーザーがユーザーを呼ぶ形ではなく、既存のファンに向けてファンを続けさせる施策をまず行っていかないといけないという崖っぷち状態だということが伺えてしまう。
仕組みとしては塗り絵をSNSに投稿、と香港といえばうまいものとにぎやかな看板ってイメージで、写真のほうがより楽しさは伝わるはずだがステイホームに合わせて家で楽しめる塗り絵としている。

  

スマートフォンでの特徴

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【「ペイント香港Now」キャンペーン】を考察する動画

  

伊藤園お~いお茶新俳句大賞

伊藤園お~いお茶新俳句大賞

キャンペーン概要

内容:


「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」は、日常の暮らしの中で感じたことや思ったことを、季語や定型にこだわることなく、五・七・五のリズムにのせてのびのびと自由に表現でき、優秀作品が緑茶飲料「お~いお茶」のパッケージで発表されるコンテスト。

キャンペーン考察

発見ポイント:


川柳キャンペーン業界の大御所おーいお茶。サラリーマン川柳をおこなっている第一生命と並ぶ二大巨塔ではないだろうか。俳句から季語や定形がないものを川柳というのだが、伊藤園さんはそれを新俳句という定義でプロモーションに串刺ししているわけである。
サラリーマン川柳と違って今年あった流行語大賞的なものを入れず、なんでもない日常を切り取った作品などが多く情緒勝負をしているのが毎年の特徴だが、今年の新俳句はだいぶ色が変わるだろう。なんでもない日常がなかった年なのでどんな作品がでてくるのか楽しみだ。

スマートフォンでの特徴

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【伊藤園お~いお茶新俳句大賞】を考察する動画

 

  

刀剣乱舞-ONLINE- 6周年記念キャンペーン

刀剣乱舞-ONLINE- 6周年記念キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

おとなファミマアカウントをフォローし、ファミリーマート限定缶酎ハイ「月のかけら」もしくは「鶴のほまれ」を使ったオリジナルレシピの写真を撮ってご投稿。 抽選で10名様にファミリーマート限定 三日月宗近・鶴丸国永「グラス&コースターセット」をプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

IPコラボ×アレンジレシピUGCキャンペーンである。アレンジレシピはかんたんにちょい足しができておいしくなったりするものならハードル低めであるが、そういうものじゃない場合、今回のお酒なんかはハードル高いが、頑張ればとても写真映えしてかっこいい、憧れられる投稿ができるようになるものにすることで投稿を見た人が「かっこいい!」「真似したい」となり口コミを読んでいくようにできれば勝ちである。
インセンティブにグラスコースタープレゼントとなっているが、同時に販売もしており、刀剣乱舞好きならそのグラスコースターに入れたお酒を撮影して投稿したいだろうから、プレゼントに当選して送られてくるのを待つよりは買ってしまう。

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豆乳ガチャ2021キャンペーン

豆乳ガチャ2021キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

TwitterまたはInstagramにてキッコーマン豆乳公式アカウントをフォローし、対象投稿をリツイート、もしくは対象投稿のコメント欄に「今年キッコーマン豆乳公式アカウントに期待すること」を記入してキャンペーンにご応募。ご応募いただいた方の中から計30名様に、豆乳ポーチとミニバッグおかわり 全種セットをプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

ガチャということでTwitterでフォローしてリツイートするとオートリプライでガチャ動画が回り始めて「インスタントウィンのあれかな?」と思いきや、Twitterは単なるフォロリツ、Instagramではコメントで「今年キッコーマン豆乳公式アカウントに期待すること」を書いてもらうというアンケートキャンペーンとなっている。「ガチャとは?」と思うのだがInstagramでユーザーアンケートをとるというのは珍しい。Twitterと内容を分ける必要あったのか、とは思うが拡散とマーケでSNSの特性はついている。インセンティブはレジ袋有料化に対してのミニバッグになっていてユーザー目線のストーリーとなっている。

スマートフォンでの特徴

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【豆乳ガチャ2021キャンペーン】を考察する動画

  

カラダfree体験モニターキャンペーン

カラダfree体験モニターキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

キリンビール公式Twitterアカウントをフォロー&キャンペーン対象ツイートをリツイートまたは引用ツイートして、カラダFREE体験モニターキャンペーン に応募。ノンアルコール・ビールテイスト飲料「カラダFREE」の1か月分を990名様に、カラダFREEを試したいステキな理由をご投稿いただいた10名様に3か月分(4ケース)をプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

キリンから出た機能性表示食品でお腹周りの脂肪を減らすということで、オールフリーは内臓脂肪を減らす、アサヒヘルシースタイルは食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする、といろいろ出揃っているが、本当に効くのかわからない。キリンビール的には飲んでもらえれば効果は実感できる、ということでただのフォロリツキャンペーンに商品プレゼントであるが、モニタープレゼントという名目にすることで、機能に自身があるように見える。もちろん実際にじしんがあるのだろうし、カラダFREEを試したいステキな理由を投稿と同時にUGCも行わせることにより、新商品の機能と飲む理由を口コミさせている。

スマートフォンでの特徴

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【カラダfree体験モニターキャンペーン】を考察する動画

この記事を書いた人

村上 烈

株式会社NONAME Produce代表取締役。2006年8月、早稲田大学在学中に同社を設立。デジタルキャンペーン黎明期から18年以上にわたり、第一線でデジタルディレクターとして活躍。 キャンペーンコミュニケーション設計・戦略を武器とし、SNSの各種プラットフォーム(X〈旧Twitter〉、Instagram、TikTokなど)と連動したキャンペーンの企画・制作を手掛ける。 2020年からはYouTubeにて、SNSキャンペーンの手法や最新トレンドを解説する動画を1000本以上投稿。APIを活用したウェブ技術とクリエイティブデザインを組み合わせた手法を強みとし、その独自の知識と経験を基に、現在では「WEBキャンペーンシステム Aha!」「Xキャンペーン支援ツール BirdCall」「Instagramキャンペーンシステム ImStar」などの自社サービスの設計・統括を行う。

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