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キャンペーンやSNSの
“ためになる”情報を
執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2020/10/3-10/9

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2020年10月第1週は7個!

商店街対応e将棋大会 応援キャンペーン

商店街対応e将棋大会 応援キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

主催は関西のe-sports運営会社。

フォームから応募する事前キャンペーン

当日視聴キャンペーン

詰将棋クイズラリー

の3種類となっている。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【e-sports化】

オンラインでの将棋は昔からあり、結構な猛者が日々オンライン対戦をしているが、それを商店街対抗かつYoutubeライブ生配信をするというe-sports化したキャンペーン。今応援すべき商店街はたくさんあり活気づける必要があるからこそオンラインならではのたくさんの地方から参戦できる「e-sports化してしまおう」というのは非常に面白いのではないだろうか。お年を召した方も多い地方商店街で流行りのゲームなんかやっても無理であり、そこはオールドスクールな「卓上バトルゲームSHOGI将棋で白黒つけよう」ということなのだろう。
ただ、参加商店街が2つだけと奮っていない。参加条件のZOOMができるというところが参加ハードルを上げてしまったのではないだろうか。このタイマンバトルをどちらが勝つのか予想応援のコメントを入れることでキャンペーン参加できたり、当日の配信内でキーワードを発表して後日アンケートともにキーワードを入れることで見た人のみが参加できるキャンペーンがあったりTwitterで詰将棋クイズがあったりと、かなり時代に合わせたNEW ERAな取り組みとなっており、今後とも開催していって規模を大きくしてもらいたいところである。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【商店街対応e将棋大会 応援キャンペーン】を考察する動画

Z会監修 全国高校対抗「超良問ドリル5」

Z会監修 全国高校対抗「超良問ドリル5」

キャンペーン概要

内容:

ラインアカウントの取得が目的。

ラインでログインして5問連続正解するとセブンでもらえる引換券をゲット。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【LINEキャンペーンプラットフォーム】

キャンペーン用のLINE公式アカウントに友達登録することで下部にボタンが現れてZ会監修の問題が出題される。それに答えられるとセブンイレブンのクーポンゲットとなるキャンペーン。お問い合わせ窓口もクリックするとLINEアカウントに飛ばされ、友達にならない限りキャンペーン事務局へのお問い合わせができないという合理的なのか強引なのかわからない仕様で新しい。定期的に問題を追加したりしてキャンペーンを常設させることは可能で、Z会がアカウントを運用しつつ、今回の大塚製薬&セブンイレブンのようにクーポンを出せる座組が組め次第同じスキーム、同じアカウントでガワだけ変えてキャンペーンを行っていくのではないだろうか。Z会であれば、学生軸でターゲットの使い回しができるので一個スキームを持っていると広がりあるだろう。

【Z会監修 全国高校対抗「超良問ドリル5」】を考察する動画

お~いお茶 新俳句大賞 ×『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 「お~いお茶 リリッ句大賞」

お~いお茶 新俳句大賞 ×『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 「お~いお茶 リリッ句大賞」

キャンペーン概要

内容:

①お~いお茶新俳句大賞公式Twitterアカウント(@itoen_newhaiku)フォロー​

②あなたの地元愛を表現した五・七・五(17文字)のリリッ句を作成

③ハッシュタグ「#リリッ句大賞」をつけて、リリッ句、MCネームをTwitterに投稿すると「あ~いお茶」に自分ののリリッ句がプリントされた特別パッケージ商品1ケース当たるなどの特典がある。

キャンペーン考察

発見ポイント1:

【俳句UGC】

毎年、俳句大賞をやるでおなじみのおーいお茶がヒプノシスマイクというざっくりいうとラップバトルのアニメ放送とのタイアップでお~いお茶 リリッ句大賞を行う。リリックと言ってもラップのリリックを投稿させるわけではなく、あくまで575の川柳を投稿させており、リリックのくは俳句のくとなっているわけである。
ヒプノシスマイクはラップバトルでディビジョン領土を取り合うもので、そことかけているのか、地元愛を語る川柳を募集しているのもコラボらしい感じがしてヒプマイファンを取り入れるのに心がけていそうである。

発見ポイント2:

【ヒプマイへのリスペクト】

インセンティブも自身の投稿した川柳入りパッケージは定番としてあるが、All Rightの意味であるあーいを活用したあーいお茶となっていたり、審査員もジャパニーズラップの元祖いとうせいこう、MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門でおなじみダースレイダー、『ヒプノシスマイク』への楽曲提供も行っていたり新日本プロレス1.4東京ドームテーマ曲作ったサウエなど、ヒップホップシーンを担っている人たちだったりと、堅いイメージの伊藤園、おーいお茶としてはかなりIP側に寄せており、長年行ってきた俳句大賞やおーいお茶のイメージからはかなり逸脱しており面白い。とりあえずヒプマイファンに売りたいという話であればコラボパッケージにして打ってしまうのだろうから、逆に堅いイメージを壊したいというのが伊藤園的にあるのだろうか。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【お~いお茶 新俳句大賞 ×『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima 「お~いお茶 リリッ句大賞」】を考察する動画

新プリングルズ 蓋外れちゃうおいしさ フォローアンドリツイートキャンペーン

新プリングルズ 蓋外れちゃうおいしさ フォローアンドリツイートキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

①@PringlesJapanCPをフォロー

②このツイートをRT

③結果がリプライで届く

キャンペーン考察

発見ポイント:

【ありがちキャンペーンにちょい足し】

2020年ベンダーが溢れかえったフォローしてリツイートするとオートリプライが返ってきてその場で当落がわかるTwitterインスタントウィンキャンペーン。2018年にベルーガが開発し、それを見つけた弊社が2018年4月にパクって開発し、RTWINと名付けたでおなじみのTwitterインスタントウィンだ。多分開発したベンダーとしては二社目のはずである。今ではどこでもみかけるスタイルですが、動画を拡散させる効果は非常に高く当落でも動画の最後につけることによってあたりはずれが動画を最後まで見ないとわからないようにすることで動画視聴もふやすことが可能で、せっかくPVもふわちゃん使ってやるのだからリプライにも入れればよかったのではないだろうか。

仕組みとしてはベタといっていい領域だが、ハッシュタグが#まぢみんな食べてみわら のように面白かったりする部分と、プレゼント内容を自身の投稿リプで表示していたる&LPはPDFっていう削れる予算は削っている感じなどちょっとした工夫が見受けられる。

【新プリングルズ 蓋外れちゃうおいしさ フォローアンドリツイートキャンペーン】を考察する動画

AI(人工知能)が選んだ10枚のSNS映え写真を発表!

AI(人工知能)が選んだ10枚のSNS映え写真を発表!

キャンペーン概要

内容:

スナップレイスのSNS映え画像採点AI(人工知能)が写真選定を行う「ニューノーマルなフォトコンテスト」がMARINE & WALK YOKOHAMAで開催。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【強い打ち出し】

MARINE & WALK YOKOHAMA自体インスタ映えは結構古くからやっており、写真投稿キャンペーンも数多くやっている中で、「毎年同じのもちょっとなあ」ということからねじこまれた感がする。スナップレイスという人工知能が抽選してくれてSNS映え度合いの高い写真を選定してくれるという、「人が選んでも変わらないのでは?」と思うところではあるが、どんな結果になるのか楽しみではあるので、ただの写真投稿キャンペーンではなく一役乗せているおもしろい打ち出しだ。

インセンティブはメディアが取り上げる風の記載で承認欲求を満たすためのものになっており、テレビ・新聞・雑誌へリリースといかにもメディアが「取り上げます」という感じになっているが、ただプレスリリース打つだけだから実際乗るかどうかはわからない。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【AI(人工知能)が選んだ10枚のSNS映え写真を発表!】を考察する動画

パナップとわたし写真投稿キャンペーン

パナップとわたし写真投稿キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

パナップの魅力が伝わる楽しい画像と「#パナップとわたし」を付けてInstagram・Twitter・webサイトから投稿。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【ローティーンへのクリエイティブ】

80年代風のデザインで、パナップが流行ったのが80年代なので、そこに合わせているのだろうか。ローティーン向けファッション誌「ニコラ」とのコラボ企画でターゲットが中学生くらいってのが伺える。もう少し低い年齢がターゲットだと思ったんだが、それくらいのトレンドが80年代風なのだろうか。ニコラのサイトを見ると文字やコンテンツがぎゅーぎゅーでこの世代のクリエイティブトレンドが伺える。

キャンペーンの仕組みはベタなSNS写真投稿キャンペーンではあるが、Twitter,InstagramとSNSに加えてニコラWEBサイトからも応募できるようになっている。ニコラWEBサイトと書いてあるが、グリコサイトに飛んでグリコ会員登録をして会員者を増やす施策にもなっている。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【パナップとわたし写真投稿キャンペーン】を考察する動画

ラグビー日本代表の大躍進から1年を記念して、ジャパンラグビー 「#あれから1年」 キャンペーン

ラグビー日本代表の大躍進から1年を記念して、ジャパンラグビー 「#あれから1年」 キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

皆様のラグビー日本代表レプリカジャージ等を着た写真と、あの時の気持ちや今の気持ちを添えて、カンタベリー公式アカウントをフォローし、4つのハッシュタグ(#カンタベリージャパン #ラグビー #あれから1年#希望プレゼント名)を付けて投稿。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【思い出は語りたい】

あれから1年、という切り口が斬新で、アジア、日本で開催した初めてのラグビーワールドカップ2019が大成功に終わり、その感動を思い出そうという企画。ラグビー日本代表レプリカジャージなどJAPANグッズを着て盛り上がった時の写真とあの時の気持ちや今の気持ちを添えて、4つのハッシュタグをつけて投稿、とハードルは高いが、2019年ラグビーワールドカップを盛り上がった人なら、このコロナ禍も含めて応援したいと思う人が多数いると予想。#希望プレゼント名をハッシュタグで入れるってのは斬新なのではないだろうか。また。Twitter,Instagramでの写真投稿は多いけれど、Facebookも参加条件に入っているというのは少ない。というのもFacebookはハッシュタグ収集ツールのようなものがなく、Facebook検索窓からハッシュタグ検索かけて一個一個見に行かなければならないという、抽選時に大変な思いをするということと、当選となった際に個別で連絡する方法がないということには注意が必要。ただ、今回のキャンペーンはFacebookを使っている人にターゲットがいそうであり、少々大変な思いをしてでもFacebeekは活用したほうが良さそうだ。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【ラグビー日本代表の大躍進から1年を記念して、ジャパンラグビー 「#あれから1年」 キャンペーン】を考察する動画