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キャンペーンやSNSの
“ためになる”情報を
執筆しています。

【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2020/9/26-10/2

キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て、
企画と制作でどこかタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。
WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。
2020年9月第4週は7個!

絵文字でサラダを作ろうキャンペーン

絵文字でサラダを作ろうキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

公式ツイッターをフォローし、対象ツイートの下のボタンを押して【】内に野菜や顔など指定の絵文字*1を入力し、ツイート。

リプライで入力された内容にそったレシピがリプライで返され、抽選で100名様にドレッシング5種セットがあたる。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【新しい挑戦】

カンバセーショナルカードから投稿ボタンを押して出てくる投稿文に絵文字を入れる。
わたしは好きな野菜
今の気分を表す顔文字
よく使う絵文字
を入れて投稿すると、その絵文字に対応したサラダレシピがオートリプライで届くというもの。絵文字部分を取得して、組み合わせによってロジックを作りレシピを返している。基本的には野菜の絵文字を取得して、その野菜が入っているレシピをランダムで返してるのではないだろうか。しかし、よく使う絵文字は、絵文字を入れればいいので考えられる。今の気分を表す顔文字、は顔文字入れてしまい、好きな野菜はカタカナでレタスとか入れてしまう。全部絵文字でないと「あなたが選んだ絵文字ではサラダができませんでしたがっかりしたが安心した顔 再挑戦してください。」とリプライが返ってきてしまう。仕方のないことではあるが、少し難しい気もする。 

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【絵文字でサラダを作ろうキャンペーン】を考察する動画

半沢直樹 アルルカンと道化師 twitter先行公開

半沢直樹 アルルカンと道化師 twitter先行公開

キャンペーン概要

内容:

ドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新原作小説『半沢直樹 アルルカンと道化師』が9月17日に発売。本作の第1章を、発売に先駆けてTwitterでまるごと公開。

試し読みツイートのRTで「半沢直樹名刺デザイン・特製図書カード」(1000円分)を100名様にプレゼント。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【SNSでチラ見せ】

アルルカンと道化師って言われたらからくりサーカスしか出てこない。しろがねが制作したいっちゃん古いマリオネットである。あるるかん。マリオネットの原型とも言われている『あのあるるかんが半沢直樹とコラボレーション?』と思うまでもなく違うのだろう。しかしからくりサーカスでの知識だが、アルルカンとはフランス語で道化師って意味ではないだろうか。『頭痛が痛い』のようになっている気もする。

第1章50ページ分をまるまるTwitterに乗せる、というのはインパクトがあって拡散も狙えるし店頭に試し読みおいてもらうより効率いいのではないだろうか。マンガでもこの前ダーウィン事変というすごい面白い漫画が、第一話だけクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで再配布可能のようなこともやっているので、からくりサーカスも第一話公開してしまえばいいのではないだろうか。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【半沢直樹 アルルカンと道化師 twitter先行公開】を考察する動画

手荒れ救おうプロジェクト

手荒れ救おうプロジェクト

キャンペーン概要

内容:

ツイッターは感想を投稿するUGC、フォームからはアンケートの応募二種類。

プレゼントは3つ、おすそ分け系キャンペーンとなっている。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【友人を思い出させる】

手荒れに悩む人を救いたいというビジョンのもと、ターゲットとなるユーザー個別ではなく、ユーザーが思い描いた手荒れに悩む大切な人にもプレゼントできるよう商品を3つ送っている。ただ友達紹介キャンペーンってわけじゃなく、あくまで一回当選者に3つユースキンが送られ、当選者が渡しに行くというスキームとなっている。ここが大切な人へメンションを付けて飛ばし、そちらにも郵送されるなどが入ってくるとキャンペーンスキームとしては深みが出るが、手渡しのほうがユースキンのユーザーペルソナとしては合っている。誰かを思い描いて投稿させることで共感を得るのはUGCユーザージェネレイテッドコンテンツ系キャンペーン、またはSNS全般において基礎となる部分なので、SNSに投稿する際には誰に想いを届けたいか意識するとキャンペーンにおいても個人の投稿でも意味が出てくる。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【手荒れ救おうプロジェクト】を考察する動画

#ダケジャナイテイジン ナレーター募集キャンペーン

#ダケジャナイテイジン ナレーター募集キャンペーン

キャンペーン概要

内容:

TwitterでCPアカウントフォロー後、「だけじゃないテイジ~ン♪」と動画を撮影、もしくは、音声を録音して#ダケジャナイテイジンをつけて投稿したら参加が完了する。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【置いてけぼりのユーザー】

現在とても流行っている音声コンテンツを活用したキャンペーン。テイジ~ンは、CMなどで使われている音声キャッチである。キャンペーンLPにもメディアプール的にCMもおいておくことで「だけじゃないテイジ~ン」を当然知っている、という感じがなくなっていいのではないだろうか。Twitterでキャンペーンやっているの知り、LP見てもなんのことかわからないので、新規ユーザーを取り込みづらくなる。内部にいるとCMを常に聞いており、うんざりするのでそこにに気づかなくなりやすいのかもしれない。また久々に現金プレゼントを見たけが、今は普通為替何万円分って書かなきゃいけない空気なのだろうか?現金ちょくで配送してはいけないのはあるが、わざわざ記載があるのは珍しい。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【#ダケジャナイテイジン ナレーター募集キャンペーン】を考察する動画

ZONe謎解きダンジョン

ZONe謎解きダンジョン

キャンペーン概要

内容:

”没入力”が試される謎解きを通して、「ZONe」のコンセプトである“超没入体験”を感じる。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【豪華な王道】

ZONeはeカルチャー※をつくるクリエイターとファンをサポートする超没入エナジードリンクで、毎回キャンペーンが面白い。クリエイティブの世界観もしっかりありつつトレンドな有名人をアサインして少し知的にナードよりなプロモーションを毎度、展開している。今回は超豪華な王道謎解きキャンペーンという感じである。謎解きキャンペーンって問題に商品訴求ワードを散りばめながらユーザーとの接触時間を長く持てつつ、さらにTwitterに投稿したらヒントがもらえるという拡散性もあり、抜群に使いやすいスキームであるが、『面白くするには参加してもらいやすくするにはどうする?』というのが課題であったりする。

その点ZONe謎解きダンジョンは豪華なキャスティングでカバーしていて謎解きクリエイターの松丸亮吾さん、人気お笑いコンビ「霜降り明星」謎解き番組のMCを務めたこともある粗品さん、世界の謎を解き明かす人気漫画「約束のネバーランド」、高IQ国際団体「JAPAN MENSA」と謎解きキャンペーンの格を上げつつ、多方面からの支持を得ている有名人やマンガを起用して訴求をしている。当然いい具合に難しく、ヒントをもらうためにTwitter投稿しなければいけない、キャンペーンサイトの滞在時間が長くなる、いつの間にかZONeの世界観に惹かれてしまう、『一本取られた!』といった感じのキャンペーンである。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【ZONe謎解きダンジョン】を考察する動画

大阪王将公式Twitter・Instagram同時開催『”こんな大阪王将は嫌だ!”創業51周年大喜利キャンペーン

キャラクター名先取りキャンペーン

キャンペーン概要

内容:

インスタグラムとTwitterで大喜利を開催。

キャンペーン考察

発見ポイント:

【厳しい笑いの世界】

UGC系投稿キャンペーンであり、普通の写真投稿や感想を投稿するものも含めて弊社では大喜利キャンペーンとよく言うが、まさしく大喜利キャンペーン。ベタ中のベタなお題、まるまるは嫌だ、ど定番なお題にちゃんとボケなきゃいけないノリとなっている。51周年というのも中途半端で、インセンティブも餃子年間パスポート皿で、皿を持っていくと無料で餃子焼いてもらえるというかなり面倒くさく、小ボケをかましている。回答を見ていくと、
『餃子の餡があんぱんのアンだ。』
『店長が松崎しげるで、肌と同じ色にこんがり焼いた餃子をお勧めしてくる』

いっぽんグランプリが面白いのがわかる。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【大阪王将公式Twitter・Instagram同時開催『”こんな大阪王将は嫌だ!”創業51周年大喜利キャンペーン】を考察する動画

クッキンあるある調査団

クッキンあるある調査団

キャンペーン概要

内容:

料理の現場で起きる様々なエピソードをTwitterで投稿するキャンペーン。

キャンペーン考察

発見ポイント1:

【あるあるは共感】

多くのインフルエンサーが口にする「SNSでは共感が重要」『わかるわかる、いいね!』という投稿や『本当は思っているけど自分じゃ言えないんだよね』という投稿が拡散を生むと言われているが、『わかるわかる』という投稿とはあるあるだ。共感を生めば拡散するだろうという直結した部分があるのがあるある言わせておこう系キャンペーンなわけだ。大喜利にも似たキャンペーン方式だが、笑いを取ることは優先順位が低く、あくまで共感させニヤリとさせるところに重要性がある。そこに動きをつけたりフリを長くすることで笑いにつなげるってのがお笑いでのあるあるだろう。

発見ポイント2:

【投稿起点を多くとる】

料理の現場で起きた体験談を投稿させるが、お題は五種で(しょっぱい、にがい、あまい、うまい、すっぱい)体験談を投稿する。五種なのでカンバセーショナルカードには一個多く乗らず、LPからクリックさせて投稿を促しつつも、一種類づつクリエイティブも変えてカンバセーショナルカード投稿している部分が、投稿起点を増やしていかにユーザーが投稿しやすくなるかを考えている。

スマートフォンでの特徴

レスポンシブ対応

【クッキンあるある調査団】を考察する動画