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効果はあるの?SNS広告のメリット、活用方法
更新日:2024.11.07 (公開日:2020/04/24)
現代ではどのSNSを使用していても広告を目にするようになりました。国内のSNS利用者は8000万人を超え、無視できない存在になってきています。
本記事ではSNS広告の種類や、メリット、活用事例を紹介していきます。
SNSの広告
Web広告との違い
web広告ではリスティングとアドネットワークと呼ばれるものがあります。
リスティングとは別名連動型広告と呼ばれています。この広告はユーザーが検索したキーワードに連動して表示するものです。関連性の高いキーワードに反応して広告が表示されるようになっているので、自社サイトへ誘導しやすいです。
アドネットワークとはそのwebサイトに広告枠を設けて、そこに広告を表示させるものです。この広告の内容はユーザーの検索情報などをもとに表示させます。そのため、関心の高いものが表示されやすいです。
web広告は上記なような特徴がありますが、どちらもピンポイントでユーザーに広告を届けるのには向いていないです。
メリット
SNS広告はユーザーの登録した情報に合わせて広告の発信が可能です。つまり、ターゲットオーディエンスが知りやすく、商品を売りに出すときに詳細なマーケティングをすることができます。
例を挙げると、facebookは非常に多くの設定項目があり、住んでいる地域(国、都道府県、市町村)、趣味、関心、学歴、年齢、性別など非常に多くのことが設定でき、ターゲット層に広告を届けやすいです。
課金方法
大まかに分けると
CPA(Cost Per Acquisition) =いいね!の回数とリンクのクリック回数で課金額を決定する
エンゲージメント= リツイートやお気に入りの数に応じて、課金額が決まる
CPC(Cost Per Click)=クリック課金
CPM(Cost per Mille)=1000(Mille)回表示ごとに課金
インプレッション課金=表示ごとに課金
CPI(Cost Per Install)=インストールごとに課金
動画再生課金=一定以上秒数再生されると課金される。SNSによって違う。
広告体系に関する詳しい記事はこちらhttps://blog.hubspot.jp/web-advertising-sns
4大SNSの特徴
LINE
LINEの特徴はやはり何と言っても幅広い年齢層です。また、利用している人数も8000万人を超えていて、スマートフォンを利用しているほぼ全ての人が利用していると言っても過言ではありません。そのため、商品を広告を掲載する際に LINEというSNSはあらゆる層に対応しやすいと言えます。
広告はLINEニュース、LINEブログ、LINEタイムライン、LINEマンガ、LINEポイント、Smart Channelといったサービスと連動して、クリック課金方式とインプレッション課金方式が主体になっています。
X(Twitter)
twitterの特徴は高い拡散力とLINEに次ぐユーザー数の数です。また、10代、20代の利用者も多く、若い人に向けた広告が有効です。
広告は主に3つの種類に分類されます。一つ目はtwitterユーザーのトレンド最上位に表示されるようになる「プロモトレンド」、二つめはおすすめユーザーに表示される「プロモアカウント」、ユーザーのタイムラインの上位に表示されるようになる「プロモツイート」があります。
課金方式は主にクリック課金方式、CPI、エンゲージメント、3秒以上の動画再生時に課金される方式などが取られています。
また、リツイート等の二次拡散により高い拡散力が期待でき、広告課金も二次拡散以降は費用がかからないため、費用削減を期待できます。
facebook は住んでいる地域や年齢、言語の登録が必要であり、さらに実名登録のためターゲットオーディエンスの特定能力が優れています。
広告はインプレッション課金と、広告や動画の再生ごとに課金されクリック課金、いいね!の回数とリンクのクリック回数で課金額を決定するCPAの3種類です。
instagramは10〜30代の若い人の利用率が高く、男女比が約2:3という女性のユーザー数が多いSNSです。そのため、上記でも述べたのですが、美容やファッションの話題が盛んです。また、facebookの子会社が提供しているため、詳細なターゲッティングも可能です。
広告はインフィード(タイムライン)広告のみで、写真広告、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告の四種類があります。費用発生はクリック課金、インプレッション課金、インストール課金、動画再生課金(10秒以上の再生)です。
SNS広告の成功事例
成功事例①
1つ目はinstagramで成功した事例です。
ゼクシィはinstagramの特徴である若い女性をターゲットオーディエンスとし、ドレスを題材にしてストーリーズ広告を作成しました。
結果はストーリーズ広告を利用していない時と比べて獲得アクション数が2.1倍、インストール数が3.1倍、インストール単価も-37%、その上クリック率も4倍に伸ばすことに成功しました。
ストーリーズ広告を使うことによって、動画で静止画以上の魅力を伝えられることに成功したのです。それが、ターゲットオーディエンスとマッチし、このような結果を生みました。
成功事例②
2つ目はtwitterでの成功事例です。
この事例は、コカコーラ社が自身の運用するいろはすのツイッターアカウントを使って、新フレーバー発売1ヵ月半前に予告キャンペーンをtwitterで展開しました。
その内容とは、twitter利用者が新製品のフレーバーを当てる4択クイズに参加し、正解である「もも」の投稿をリツイートした人の中から抽選で1,000名に試飲ボトルをプレゼントする。といったものでした。
結果発表をした投稿のリツイート数は10万件に上り、twitterの拡散力をうまく利用していると言えます。
また、この成功事例は発信方法だけではないのです。当選した人に届いたのは、思わず写真に収めたくなるような桃の形をしたケースから試飲ボトルが出てくる、というプレゼントでした。指定のハッシュタグ付きで感想の投稿を依頼すると、当選した1,000人の中の約半分もの人が写真付きで感想を投稿しました。
このキャンペーンにより、発売日までに新商品の関連ツイートが16万件にも上りました。この事例は間違いなくSNSの広告の成功事例と言えるでしょう。
上手にSNS広告を運用するための戦略
①ターゲットオーディエンスを設定する
SNS広告を使うことの一番の利点とは広告に掲載する商品を届けたい層に届けるターゲットオーディエンスの設定のしやすさにあります。
主にその参考となるのは住んでる場所、年齢、関心です。有料広告を掲載するプラットフォームとしてマーケティンング担当者に人気があるのはfacebookですが、それにはターゲットオーディエンスの特定能力の細密さが関係しています。
しかし、ターゲッティングの範囲が狭すぎるのも十分なリーチ数が確保できません。まずは少し広めにターゲット設定をしていき、徐々に効果を見つつ狭めて行きましょう。
②スパムと思われるような広告を作らない
スパムと思われるような広告を作ってしまうとSNSユーザーはスパムに敏感なので、ブロックなどされてしまいリーチ数が減少してしまいます。
ユーザーのニーズをを汲み取り、ユーザーにとって飛ばしたくならないようなストレスフリーなクリエイティブ生成を心掛けて下さい。
ユーザーの興味をひくものが、広告キャンペーンの効果を高めていきます。
③キャンペーンのテスト配信
facebookを例にあげますが、facebookでは追跡できる内容が非常に多岐にわたっています。
管理する変数も多数存在するため、マーケティング担当者が戸惑うことが多くあります。
だからこそ、予算を使い果たす前に、まずは小さなキャンペーンをテスト設計・実行し慣れていき、ある程度の動向を把握していくことを推奨します。
まとめ
SNSの広告というものは、そのSNSによってターゲットオーディエンスが違うだけではなく、広告の体系も違い非常に複雑です。上手に全てを把握して使いこなすのは難しいことかもしれません。
しかし、広告チャンネルとしてのSNSの価値は非常に高く、もはやなくてはならない存在です。成功事例から見て取れるように四種類のSNS広告を上手に活用すれば、大きな成果を生み出すことができます。