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Xを活用したマイレージキャンペーンとは?既存ファンも新規層も盛り上げる方法

公開日:2025/04/25
「公式Xアカウントのフォロワー獲得に課題を感じている」
「Xのキャンペーンを行っているがフォロワーが離脱してしまう」
「Xアカウントの運用代行を依頼しているがエンゲージメントが伸び悩んでいる」
自社でX(旧Twitter)のキャンペーンを行っているものの、フォロワーや参加率などに伸び悩んでいる企業や担当者の方もいらっしゃるかと思います。そこでおすすめしたいのが、Xを活用したマイレージキャンペーンです。本記事では、Xマイレージキャンペーンについて次のポイントを中心にお伝えします。
【この記事のポイント】
- Xマイレージキャンペーンの内容
- Xマイレージキャンペーンの種類
- Xマイレージキャンペーンのメリット・デメリット
本記事の内容を、自社のXアカウント運用にお役立てください。
目次
X(旧Twitter)マイレージキャンペーンとは?
X(旧Twitter)のマイレージキャンペーンとは、自社のXアカウントでキャンペーンを投稿し、投稿に対するユーザーのアクションなどを中心にマイレージ(ポイント)を付与する手法です。(別名:「エンゲージメントポイントキャンペーン」や「ポイントキャンペーン」)
ユーザーが「いいね」や「リポスト」「フォロー」といった指定したアクションをすることでマイレージが付与され、貯まったマイレージは景品や商品券などに交換できます。
たとえば、「リポストなら5ポイントを付与」「ハッシュタグなら10ポイントを付与」など、エンゲージメントによって付与するポイントを変えるといった工夫がされます。
マイレージキャンペーンの重要性
マイレージキャンペーンは、自社を知っているユーザーや見込み顧客を維持するために重要です。昨今のX(旧Twitter)のアルゴリズムでは、よくあるフォロー&リポストキャンペーンのみでは、おすすめのタイムラインに出現しにくくなってしまいました。
このような現状を打破するためにも、マイレージキャンペーンによる「ユーザーや見込み顧客の囲い込み」が重要です。また、懸賞に興味関心の高いアカウント以外に、自社サービスないしは商品などに興味関心がありそうな層や、既存フォロワーの積極的なコミュニケーションを促すことによって、サービス名や商品名の発話数を増やすことにも繋がります。
マイレージキャンペーンの可能性
マイレージキャンペーンでは、X認証などを中心にマイページ画面を用いてユーザーのアクションを蓄積します。これにより、X内のフォロー&リポストキャンペーンやUGCキャンペーンだけでなく、マストバイキャンペーンなど様々なキャンペーンをつなげて1つのシリーズとして集約することが可能になります。
Xマイレージキャンペーンを行うメリット
Xマイレージキャンペーンを行う際のメリットを、「ユーザー側」と「アカウント運営側」の視点から解説します。
ユーザー側のメリット
Xマイレージキャンペーンによる「ユーザー側」のメリットは次のとおりです。
- ポイントをアイテムと交換できる
- キャンペーンに対するモチベーションが高まりやすい
⚫︎ポイントをアイテムと交換できる
Xマイレージキャンペーンでは、ユーザー自身が「いいね」や「リポスト」をすることで、自動的にポイントが付与されます。貯まったポイントは好きなアイテムと交換可能です。
「ゲーム感覚で楽しめる」かつ「アイテムがもらえる」といったメリットを提示することで、ユーザーの積極的なキャンペーン参加を促せます。
⚫︎キャンペーンに対するモチベーションが高まりやすい
前述のように、Xマイレージキャンペーンはゲーム感覚で参加できるため、参加へのモチベーションが湧きやすいです。キャンペーンの活用方法によっては、長期的にユーザーのエンゲージメントを高められます。
たとえば、選べるアイテムが1つだけなら参加率は下がってしまうでしょう。しかし、ユーザーのニーズに合った豊富な選択肢を提示すれば、キャンペーンへの積極的な参加を促せます。マイレージが貯まっていけば、さらに参加意欲が高まるでしょう。
アカウント運営側のメリット
Xマイレージキャンペーンによる「アカウント運営側」のメリットは次のとおりです。
- ユーザーと中長期的な信頼関係を築ける
- ファンダムマーケティングに役立つ
- LTVが向上する
⚫︎ユーザーと中長期的な信頼関係を築ける
Xマイレージキャンペーンは、「マイレージが蓄積される」といった仕組みに意味があります。ユーザー自身が継続的なアクションをすることでポイントが貯まり、アイテムという報酬を受け取れます。継続的なアクションが必要、つまり企業はユーザーと中長期的な接点をもつことが可能です。
より長いあいだ接点をもつことで、コミュニケーション機会が増え、信頼関係が深まっていきます(=エンゲージメントの獲得)。エンゲージメントが発生すれば、やがてXアカウントの評価が高まり、最終的には購買促進、売上向上につながります。
⚫︎ファンダムマーケティングに役立つ
Xマイレージキャンペーンは、ユーザーをファン化させる「ファンダムマーケティング」に役立ちます。ただ単にキャンペーンを開催するだけでなく、ユーザーに共感を与えるような投稿をすることで、ブランド向上や購買促進が可能です。
ファンダムの三原則として、「共有」「熱意」「共感」の3つがあります。この原則に基づいたX投稿をすることで、ユーザーのファン化を促進できます。
- 共有:ユーザーにとって役に立つ情報を発信する
- 熱意:投稿にストーリー性をもたせる
- 共感:アカウント運営者の顔や性格に触れた投稿をする
⚫︎LTVが向上する
Xマイレージキャンペーンは、ユーザーのLTV向上にも寄与します。LTVとはLife Time Value(ライフタイムバリュー)の略語で、「顧客生涯価値」を意味します。いわば、1人のユーザーが自社との取引期間でどのくらいの金額を使ってくれるか、の指標です。
キャンペーンの適切な運用によって信頼関係が醸成され、ユーザーが自社のファンになればリピート購入が増え、自然とLTVは向上します。
Xを活用したマイレージキャンペーンの事例
最後に、実際にXマイレージキャンペーンを導入した事例をご紹介します。
DAN!DAN!貯めよう EBiDANマイルキャンペーン

芸能事務所スターダストプロモーション所属の新人・若手男性俳優・タレントで構成されたアーティスト集団「恵比寿学園男子部」による、地上波初の冠レギュラー番組「DAN!DAN!EBiDAN!」を盛り上げるXを使ったキャンペーンです。
番組公式アカウントの投稿に、いいね、RP、引用RP、リプライ等を行うと、リアクションに応じたマイルが加算され、獲得数に応じてプレゼントに応募できたり、限定動画が見られたりと、特典が得られます。
喫茶Mの常連になろう!来店キャンペーン | 東海東京証券株式会社

東海東京証券株式会社では、ユーザーの「いいね」や「リプライ」「ハッシュタグ」などのエンゲージメントに応じてマイレージを付与するキャンペーンを行っています。ユーザーは、Xにログインすることでポイントの確認や消化が可能です。
同キャンペーンでは、Xのアルゴリズムの傾向を活かし、ユーザーのアクションによってエンゲージメントポイントを変える工夫がされています。たとえば、「リプライ」や「ハッシュタグ」など、ユーザー間のコミュニケーションを促すエンゲージメントはポイントが高いです。
ニベアマイレージキャンペーン2024SUMMER|ニベア花王

「#ニベアマイレージ24」 がついた投稿でマイルを貯めて、各コースに応募し、抽選でニベア商品が当たるというもの。X公式アカウントをフォローしてリポストした後、WEBサイトカードをタップするとマイレージキャンペーン詳細が見られます。
マイルは「#ニベアマイレージ24」がついたポスト全てに対して、いいねで1マイル、リポストで3マイル、返信で3マイル、引用リポストで5マイルとエンゲージメントに応じたマイルを貯めることができます。
エンゲージメントをブーストするなら「BirdCall for FUN」

Xマイレージキャンペーンをリーズナブル、かつ簡単に実施したい企業には、「BirdCall for Fun」がおすすめです。Xマーケティングの総合支援サービスで、次のような特徴があります。
- いいねやリポスト、ハッシュタグなど基本的なXキャンペーンを網羅
- レシートマストバイやコンテンツ生成による複雑なキャンペーンにも対応
- 分析機能によってキャンペーンのPDCAサイクルを高速で回せる
- 月額50,000円からX運用に関する手厚いサポートを受けられる
Burd Call forFUNについてさらに詳しく知りたい方は、こちらから気軽にお問い合わせください。
【まとめ】効果的なXマイレージキャンペーンを行って集客力を底上げしよう
本記事では、Xマイレージキャンペーンについて、次のポイントを中心にお伝えしました。
- Xマイレージキャンペーンとは、投稿へのユーザーのアクションに対してポイントを付与する手法
- フォロー&リポスト、ハッシュタグ、レシートマストバイなどの種類がある
- ユーザーは貯まったポイントをアイテムに交換できるため、キャンペーン参加へのモチベーションが高まりやすい
- 企業側のメリットとして、ユーザーとの中長期的な信頼関係の構築やファンダムマーケティング向上などがある
Xマイレージキャンペーンは、ユーザーのキャンペーンに対する参加意欲を高められるほか、信頼関係の醸成やファンダムマーケティング向上にも寄与します。正しいキャンペーン手法を選択し、適切に運用することが大切です。