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【2019年最新版】成功した国内コンテンツマーケティング事例8選
更新日:2023.09.19 (公開日:2019/07/12)
インターネット上に情報が溢れ、消費者が賢く慎重になった現代において、コンテンツマーケティングの重要性は増してきています。
この記事を読んでいるあなたもコンテンツマーケティングに取り組んでみようと考えているのではないでしょうか。
そこで今回は、成功した国内コンテンツマーケティング事例を8つ紹介したいと思います。
せひ自社のコンテンツマーケティングの参考にしてください!
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、消費者にとって価値のあるコンテンツを提供することで消費者との関係を深め、問い合わせや商品購入につなげるマーケティング手法のことです。
具体的な流れとしては以下の通りです。
- 消費者がコンテンツを発見する
- コンテンツを通じて企業と関係を深める
- 企業の商品・サービスを確認する
- 商品・サービスを購入する
- 体験を共有する
もともとコンテンツマーケティングの流れは体系化されていませんでしたが、のちにDECAXという購買行動モデルによって、コンテンツマーケティングにおける消費者の行動が体系化されました。詳しくは関連記事をご覧ください。
<関連記事>
購買行動モデルDECAX(デキャックス)とは?|事例・施策も合わせて解説!
コンテンツマーケティング誕生の背景
では、なぜコンテンツマーケティングは誕生するに至ったのでしょうか?
その理由は、ズバリ消費者の行動が変容したことにあります。
従来のマーケティングでは、企業が消費者に向けて広告を打つなど一方通行のコミュニケーションが普通でした。しかし、情報が溢れている現代において消費者は自らで情報をキャッチしにいくようになりました。
そのため、企業は消費者から自社のことを発見してもらう必要が出てきました。結果、その手段としてコンテンツマーケティングが誕生したというわけです。
コンテンツマーケティングのメリット【広告と比較】
さて、そんなコンテンツマーケティングですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。広告と比較したメリットを2つ紹介します!
メリット①:低コストで導入できる
テレビにしてもwebにしても、広告を出稿するためにはそれなりの費用がかかります。
一方で、コンテンツマーケティングはコンテンツとそれを発信する場があれば十分です。コンテンツは自社で内製できますし、発信する場所は自社サイトのBlogなどでOKです。
ただし、低コストで導入がカンタンな分、継続的にコンテンツを積み上げていかないと成果につながりにくい点は注意が必要です。
メリット②:コンテンツが資産として蓄積される
配信された広告はある期間をすぎると消えてしまうのに対して、一度発信したコンテンツはインターネット上に残り続けます。
そして、コンテンツが良質なものである限り、半永久的に消費者を呼び込むことができます。
つまり、良質なコンテンツを積み上げていけば、極論ですが何もしなくても勝手に消費者がサイトを訪れ、商品やサービスを購入してくれる可能性があるということです。
【国内BtoB】コンテンツマーケティング事例
さて、ここから実際の事例を見ていきましょう。まずは、国内BtoB企業の事例を4つ紹介します!
①:ferret(フェレット)|株式会社ベーシック
ferretはwebマーケティング事業や比較サイト事業を行う株式会社ベーシックによって運営されてるメディアです。
webマーケティングの基礎から体系的に学べるだけでなく、トレンドの情報までキャッチすることができるまさに教科書のようなメディアとなっています。
-ターゲット-
企業のwebマーケティング担当者など
-目的-
自社のプロダクト導入や比較サイトへの流入
ブログのサイドバーに自社が運営する比較メディアのバナーを設置し、流入につなげています。
また、様々な箇所に資料ダウンロードを促すボタンやフォームを設置し、見込み顧客情報の獲得を狙っています。
さらに、ferretには企業が広告を出稿することができるので、メディア単体でのマネタイズもしっかりとできています。
②:BIZ KARTE|株式会社マネーフォーワード
BIZ KARTEは家計簿アプリや中小企業向けの会計ソフトを提供している株式会社マネーフォーワードによって運営されているメディアです。
「確定申告」「給与」「経費精算」「会計」など”お金”に関する情報を発信しています。
-ターゲット-
企業の会計責任者・管理部など
-目的-
自社クラウドの導入など
ブログのサイドバーに自社サービスの紹介に誘導するバナーを設置し、顧客の獲得を狙っています。
さらに、フッターにはクラウドに関する資料請求のフォームを設置し、見込み顧客情報の獲得を狙っています。
③:SEO HACK|株式会社ナイル
SEO HACKはwebコンサルティング(特にSEO)を行うナイル株式会社によって運営されているメディアです。
主にSEOについての情報を発信しており、そのなかには自社の手掛けた事例を紹介しているコンテンツもあります。
-ターゲット-
企業のSEO担当者など
-目的-
自社のコンサルティングサービスの利用
ブログのサイドバーにメルマガの登録や資料請求ができるフォームを設置し、見込み顧客情報の獲得を狙っています。
また、フッターのあたりにはお問い合わせボタンを目立つように設置しており、顧客の獲得を狙っています。
④:カオナビ人事用語集|株式会社カオナビ
カオナビ人事用語集は人材マネジメントサービスを提供している株式会社カオナビによって運営されているメディアです。
主に人材や人事に関わる情報について発信しています。最近人気のwordpressテーマ「SANGO」を利用しているのも大きな特徴。
-ターゲット-
企業の人事部・マネジメント層など
-目的-
自社プロダクトの導入
ブログのサイドバーに固定で資料請求ダウンロードを促すバナーを設置し、見込み顧客情報の獲得を狙っています。
さらに、サイドバーの上段部には自社プロダクトの説明に飛ぶバナーを設置しており、顧客の潜在的な需要を引き出そうとしています。
【国内BtoC】コンテンツマーケティング事例
続いて、国内BtoC企業の事例を4つ紹介します!
①:ニキペディア|ガシー・レンカー・ジャパン株式会社
ニキペディアはニキビケア商品を扱っているガシー・レンカー・ジャパン株式会社によって運営されているメディアです。
個人が抱えるニキビの悩みについて総合的な情報を発信しています。
-ターゲット-
ニキビに関する悩みを抱える消費者
-目的-
自社商品のサンプルお試し、または購入
ブログのサイドバーに自社商品を購入するフォームに飛ぶバナーを設置し、消費者の商品購入を促しています。
また、コンテンツの終わり部分に資料ダウンロードを促すバナーを設置し、見込み顧客情報の獲得を狙っています。
②:タウンワークマガジン|株式会社リクルートジョブズ
タウンワークマガジンは人材採用に関するサービスを提供している株式会社リクルートジョブズによって運営されているメディアです。
主にアルバイトの疑問や悩みに関する情報や、コラムなどを発信しています。
-ターゲット-
アルバイトを探している人
-目的-
タウンワークを通じたアルバイト応募
コンテンツの終わりの部分にアルバイトを検索できるフォームを設置し、検索をするとタウンワークに飛ぶ仕組みとなっています。
コンテンツによって潜在的なアルバイト応募者を集め、働く意欲を高めたとこで自社のサービスに誘導するという作戦ですね。
③:suumoジャーナル|株式会社リクルート住まいカンパニー
suumoジャーナルは住まいに関するサービスを提供している株式会社リクルート住まいカンパニーによって運営されているメディアです。
住まいのことにとどまらず、くらしに関する総合的な情報を発信しています。
-ターゲット-
不動産の購入・売買を検討している人
-目的-
自社サービス「suumo」からの契約成立
suumoジャーナルでは無理にユーザーを誘導するようなバナーはありません。もちろんsuumoに飛ぶリンクはありますが、全面には押し出していません。
というよりはむしろ、純粋にその街の雰囲気が伝わるようなコンテンツや面白いコラムなどを発信しています。
しかし、消費者は良質なコンテンツを通じてsuumoとの関係を深めているので、結果としてsuumoを通じて契約をするという行動に至ります。
suumoジャーナルのおかげなのか、suumoは不動産サイトで人気No,1の地位を確立しているというデータも出ています。
④:OmgPress|オーマイグラス株式会社
OmgPressはメガネ販売を主に行なっているオーマイグラス株式会社によって運営されているメディアです。
メガネに関する情報を中心に、面白いコラムなども発信しています。
-ターゲット-
自分に合うメガネを探している人
-目的-
自社ECからメガネを購入してもらう
コンテンツの終わり部分にLINE@の登録に誘導するバナーを設置し、見込み顧客情報の獲得および囲い込みを狙っています。
また、自社のオンラインストアを持っているので、記事の中で自社商品を紹介しそこから購入につなげようとする施策も実施しています。
【まとめ】成功した国内コンテンツマーケティング事例
消費者が賢くなった現代において、コンテンツマーケティングの重要性は計り知れないものとなりました。
実際、コンテンツマーケティングによって大きな成果を出した企業も少なくありませんし、今後も増えていくことが予測されます。
今回紹介した8つの事例は、ぜひ自社のコンテンツマーケティングの参考にしてみてください!