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LINEミニアプリの審査って何が大変?実際に対応した担当者に聞いてみた!

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LINEミニアプリについて調べていると、よく出てくるのが「審査」という言葉です。

開発して、動くものを作って、あとは公開するだけ。
そんなふうに進められそうに見えますが、実際にはLINEミニアプリとして公開する前に、LINE側の審査を通過する必要があります。

では、その審査対応では具体的に何が大変なのか。
どんな準備が必要で、どこでつまずきやすいのか。

今回は、実際にLINEミニアプリの申請・審査対応を担当した社内メンバーに話を聞きながら、現場で見えた注意点や学びを整理してみました。

最初はLINEミニアプリの知識がほぼなかった

まず聞いてみたのは、「もともとLINEミニアプリに詳しかったのか」ということ。

答えは、かなり意外でした。

「以前はまったく関わったことがありませんでした。普段使っている美容院や飲食店の予約システムがLINE上で動いていて、アプリをダウンロードしなくていいから便利だな、と思っていたくらいです」

つまり、最初はユーザーとして便利さを感じていた程度。
開発や審査の仕組みについては、ほぼゼロからのスタートだったそうです。

そんな状態から、LINEミニアプリの審査対応を担当することになりました。

きっかけは、審査に通らなかったデモアプリ

今回対応したのは、自社で開発していたレシート応募キャンペーン用のLINEミニアプリでした。

すでにアプリとしての最低限の機能や、アップロードされたレシート画像を管理画面で確認できる仕組みはできていました。
ただ、一度LINE側の審査に出したところ、通らなかったそうです。

そこで、「なぜ審査に通らなかったのか」を調べ、通過に向けて修正していく役割として担当に入ることになりました。

担当範囲は大きく分けると、次の3つ。

・LINE Developersの入力・設定情報の確認
・アプリ起動時にユーザーが目にする画面や情報のチェック
・LINEミニアプリのデバッグ、検証、修正確認

話を聞いていて印象的だったのは、単なる不具合修正ではなかったことです。

「動くかどうか」だけではなく、「LINEの規約や審査の観点で問題がないか」まで見なければいけない。

ここが、通常のWeb開発とはかなり違うポイントだったようです。

最初にやったのは、公式ドキュメントを読み込むこと

審査対応でまず何をしたのか聞くと、最初に出てきたのは「公式ドキュメントを読むこと」でした。

LINE Developersの「審査を依頼する」ページを読み込み、審査前に確認すべき項目を洗い出したそうです。

さらに、審査に落ちた際に案内される確認項目や、LINEミニアプリポリシー、LINEヤフー共通利用規約など、関連するドキュメントも確認。

それらをもとに、自分でチェックシートを作成したと話してくれました。

「関連するドキュメントがとにかく多くて、まず情報を整理するだけでもかなり大変でした」

LINEミニアプリの審査では、どこか一箇所だけ見ればよいわけではありません。
サービスの内容、表示情報、取得するデータ、提供者情報、ポリシー、問い合わせ導線など、複数の観点を横断して確認する必要があります。

そのため、頭の中だけで管理するのではなく、チェックシートに落とし込むことが重要だったそうです。

難しかったのは「誰がどの立場なのか」を整理すること

意外と大変だったポイントとして挙がったのが、登場人物の整理です。

LINEミニアプリのポリシーやドキュメントには、「サービス事業主」「開発担当企業」「クライアント」「パートナー」などの言葉が出てきます。

これらが今回のプロジェクトでは誰に当たるのか。
どの情報を、どの立場として記載すべきなのか。

ここを整理するのが難しかったそうです。

「定義によって、入力すべき情報やページに書くべき内容が変わってしまうので、かなり神経を使いました」

たしかに、表面的には小さな言葉の違いに見えても、審査では重要なポイントになります。
誰がサービスを提供しているのか。誰がユーザー情報を扱うのか。問い合わせ先はどこなのか。

このあたりが曖昧なままだと、審査担当者から見ても分かりづらい状態になってしまいます。

リジェクト理由が明確に分からない難しさ

特に大変だったことを聞くと、「審査に落ちた具体的な理由がはっきり分からないこと」が挙がりました。

審査結果の通知は届くものの、メール本文に「ここが原因です」と明確に書かれているわけではなかったそうです。

そのため、LINE Developersの管理画面や関連ヘルプを確認しながら、自分たちで原因を推測し、ひとつずつ検証していく必要がありました。

原因候補として考えたのは、たとえば以下のような点です。

・開発環境、審査環境、本番環境の切り替えによる挙動
・Aha側のステータスとLINEミニアプリ側の設定の組み合わせ
・法人登録情報と現在の活動拠点の表記差異
・ユーザーが最初に見る画面の分かりやすさ
・プライバシーポリシーやサポートページの記載内容

「何がダメだったのか」を明確に教えてもらえない中で、仮説を立てて潰していく。
これはかなり根気のいる作業だったようです。

住所の表記ブレも見直した

話を聞いていて、特に印象的だったのが法人情報の話です。

会社の登記上の所在地と、実際に活動している拠点が異なっていたため、どの住所をどこに記載すべきかを見直したとのこと。

最初は現在の活動拠点の住所に合わせていたそうですが、LINE Developersには「法人登録上の所在地」と同じ内容を記載する必要があると分かりました。

一方で、自社のWebサイトには、法人登録上の所在地ではなく、現在活動している拠点の住所が記載されていました。そのままだと、LINE Developersに入力した法人情報と、ユーザーや審査担当者が確認できる公開情報との間に差異があるように見えてしまいます。

そこで、LINE Developers側の申請情報には登記上の正式な法人情報を入力。一方で、提出資料やプライバシーポリシー、カスタマーサポートページには、登録所在地と活動拠点の両方を記載し、なぜ住所が異なるのかも補足したそうです。

こうした表記の整合性も、審査では見落とせないポイントになります。

起動時の画面や問い合わせ導線も重要だった

審査対応というと、どうしても設定情報や規約の確認をイメージしがちです。

でも、実際にはアプリを開いたときの見え方も重要だったそうです。

たとえば、起動直後の画面が文字だけで分かりづらくないか。
ユーザーが「これは何のサービスなのか」を理解できるか。
困ったときに問い合わせ先へたどり着けるか。

こうしたユーザー体験の部分も、審査対応の中で見直したポイントでした。

「仕様通りに動けば合格、という感覚ではなかったです。ユーザーが不安に感じないか、安心して使えるかという視点が必要でした」

この言葉は、今回の話全体を象徴している気がします。

一番時間がかかったのは、規約を読み込んでチェックシートに落とす作業

一番時間がかかった作業を聞くと、やはり「規約やドキュメントを読み込んで、チェックシートに落とし込むこと」だったそうです。

審査に落ちた理由が明確ではない中で、関連ドキュメントを読み、原因候補を洗い出し、修正の優先順位をつける。

さらに、開発側の挙動も確認しながら、環境ごとのパターンを一つずつ検証していく必要がありました。

期間としては、2月上旬に依頼を受けてから、5月頃まで集中的に対応していたとのこと。
もちろん他の業務との兼ね合いもありますが、LINEミニアプリの審査対応は、想像以上に時間を見込んでおく必要があると感じました。

実際に担当して分かった「LINEミニアプリ審査」の印象

最後に、担当してみて想像と違ったことを聞いてみました。

返ってきたのは、「LINEミニアプリは、思っていた以上に厳格なプラットフォームだった」という言葉でした。

普段使っているLINEだからこそ、最初はもっと気軽に公開できるものだと思っていたそうです。
でも実際には、技術的なエラーチェックだけではなく、ガバナンスやユーザーの安心感まで見られていると感じたとのこと。

LINEは、多くのユーザーが日常的に使うインフラのような存在です。
だからこそ、そこで提供されるサービスには高い信頼性が求められる。

審査対応を通じて、その思想を強く感じたそうです。

次にやるなら、最初にチェックリストを作る

もしもう一度最初から対応するなら、どのように進めるか。

そう聞くと、最初に返ってきたのは「開発前にチェックリストを作る」という答えでした。

規約やドキュメントを整理し、開発側と表面側のチェック項目を分ける。
企業情報、公開ページ、起動時UX、エンドポイントURL、補足資料などを、誰が担当するのか決めておく。

この準備を最初にしておくことで、後からまとめて修正する負担を減らせるはずです。

また、チェックリストを見ながら進めておけば、審査でつまずいたときにも「どこが原因か」を仮説立てて振り返りやすくなります。

LINEミニアプリは、開発だけで完結するものではありません。
企画、開発、申請、審査、運用までを見据えて進める必要があります。

まとめ

今回話を聞いてみて、LINEミニアプリの審査対応は「公開前の事務手続き」ではないと感じました。

サービスの提供者情報が正しいか。
ユーザーが見て分かりやすい画面になっているか。
取得する情報や利用目的が明確か。
審査担当者が迷わず確認できる状態になっているか。

こうしたことを、開発と並行して整理していく必要があります。

特に、キャンペーン公開日が決まっている場合は、審査期間やリジェクト時の修正期間も含めてスケジュールを組むことが大切です。

LINEミニアプリは、ユーザーにとってはとても便利な接点になります。
一方で、提供する側には、安心して使ってもらうための準備が求められます。

これからLINEミニアプリを作る人にとって、今回の話が少しでも参考になればうれしいです。

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