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【週刊】キャンペーンサイト/WEBプロモーション事例と考察2022/12/01-12/07
公開日:2022/12/26
キャンペーンサイト制作を得意とする我々が、他社のキャンペーンを見て企画と制作でどこがタメになるか、最近のトレンドはなにかを収集・分析していきます。WEB担当者がどのようなキャンペーンを行うか調べたいときに活用していただければ幸いです。 2022年12月1週は5個!
Glico Pocky K.O. Challenge
キャンペーン概要 | 商品パッケージ記載のパスワードを入力するとポッキーエディションのストⅡがプレイできる |
インセンティブ | ゲーム |
使用 SNS | WEB |
キャンペーンのポイント
【ポッキー版ストリートファイターⅡ】
「俺より強いやつに会いに行く」でおなじみストⅡがポッキーとコラボ。ストⅡでの体力ゲージをポッキーのチョコレートとプレッツェルの比率遠同じにした状態で相手にKOさせるという内容。ポッキーKOすると特別なエンディングが見れるとの情報も。キャラクターはリュウと春麗のふたりで、ブラウザゲーとなので必殺技もかんたんコマンドになっています。
ーーーサントリー強炭酸とのコラボで、ARを使ったゲームは当時のコマンドで必殺技を出す形でしたが、対戦形式にはなってなかったのでブラウザとARで一長一短ありますね。
参加方法はキャンペーンマーク入りの商品の内側にあるパスワードを入力すると、30代以降は見慣れた画面が出てきます。
ーーーパスワードは一種のためネット上にバレちゃうと云々カンヌンなのですが、そんな野暮なことをするストⅡファンがいるとは思えません。
4:3ゲーム画面なのでサイドには描き下ろしであろう、ポッキーを持つストツーの面々がお出迎えしてくれて懐かしみを覚えることが可能です。技コマンドなどはなく、パンチ・キック・必殺技で構成されていて左右移動とジャンプで基本的な動きが全て可能です。
ーーー戦うというイメージがないポッキーを体力ゲージをポッキーにしようというところでうまいことコラボさせていますね。半年行うキャンペーンなのでパッケージも思い切って変更しています。ポッキーはeスポーツを応援しているということでこのコラボになったのでしょう。
スマートフォンキャプチャ
【動画で解説!】Glico Pocky K.O. Challenge
青の洞窟 SHIBUYA Xmasキャンペーン│日清製粉ウェルナ
キャンペーン概要 | Twitterでメッセージ付きAR動画をシェアすると参加できる。また、青の洞窟SHIBUYAイベント会場で撮った写真をInstagramに投稿する参加方法も。 |
インセンティブ | 青の洞窟ブランド製品100名様 |
使用SNS | Twitter,Instagram |
キャンペーンのポイント
【AR活用イルミネーションイベント】
2019年まで毎年行っていたイルミネーションイベント青の洞窟SHIBUYAが2022年3年ぶりに帰ってくるということで、イベント現場×SNS活用の事例として解説いたします。
Twitter、Instagramを活用していて、インセンティブはどちらも青の洞窟ブランド製品ですが、各SNSの特性を掴んで展開しています。Twitterではメッセージ付きAR動画という聞き慣れないものをシェアする形。動画を撮って投稿するわけではなく、参加条件はあくまでARを紹介する形で、動画自体は是非メンションをつけて投稿してくださいというもの。
ーーーARは青の洞窟SHIBUYAイベントを疑似体験できるものになっていて、会場が遠くていけないという方やまだまだお外に出たくない方への配慮用ですね。
Instagramはキャンペーン期間中渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木にかけて行われているイルミネーションイベントに行って会場で撮った写真をアップしてもらうという2年間忘れていたイベント会場での写真投稿キャンペーンになっています。映える写真はInstagram!
ーーーイベント誘致のキャンペーンも2022年増えてきました。コロナ禍ではInstagramって投稿ががくっと減っていたと思うので、ここからどんどん増えていくのでしょう。
スマートフォンキャプチャ
【動画で解説!】青の洞窟 SHIBUYA Xmasキャンペーン│日清製粉ウェルナ
塩あずき 「#クイズ石川さゆり」Twitterキャンペーン - UHA味覚糖
キャンペーン概要 | 「塩あずき」が⼤~好きな⽯川さゆりさんから出題されるクイズにチャレンジ!正解を答えるのと別に大喜利回答も募集 |
インセンティブ | 塩あずき最大100袋 |
使用SNS |
キャンペーンのポイント
【動画を活用したクイズキャンペーン】
石川さゆりさんがCM出演されており、その映像を活用したTwitterクイズキャンペーンを展開。塩あずき×石川さゆりさんからの挑戦状ということで、動画を見て石川さゆりさんがなんと言っているかクイズに答えるというもの。2週に渡って2回クイズが出題されるのですが、週の真ん中でヒント動画も発表されます。サイトを更新する形じゃなくてYoutubeを限定公開にしておいて、日付になったら公開に変更するという形で更新作業コストを抑えてます。
ーーー基本的にはヒントを見ないとナンノコッチャわからんクイズで、ヒントを見てもらうという名目でTwitterをなんどかみてもらったりLPに再訪問させることができ、接触回数を増やすよう促してます。
またクイズとは別に同じ動画をつかって大喜利回答も募集しています。
ーーークイズに正解するか、大喜利で面白かった人が賞品をもらえるのですが、塩あずき1〜100までお好きな袋数プレゼントってところが少し面白い。100袋とかもらっても食べ切れん!という悩みをユーザーに聞いてしまうというコミュニケーション。
キャンペーンとは別に本社エントランスでプロジェクションマッピングによる石川さゆりさんバーチャルコンサートも行っていて、起用したからには面白そうなことに色々つっこんでいるのがわかります。
ーーークイズキャンペーンでは商品の強みを正解に持っていくことにより商品訴求を促せる点がメリットですが、正解がタイムラインに並んでしまい見た人が楽しくないというのはデメリットでした。あえて大喜利賞も作ることで間違えた人も救えるし、お上手な二毛作です。
スマートフォンキャプチャ
【動画で解説!】塩あずき 「#クイズ石川さゆり」Twitterキャンペーン - UHA味覚糖
ビスコオリジナル絵本|ビスコ|グリコ
キャンペーン概要 | ビスコ内袋のQRコードからビスコオリジナル絵本読み聞かせ動画が楽しめる |
インセンティブ | 読み聞かせ動画 |
使用SNS | WEB |
キャンペーンのポイント
【子供に寄り添うストーリー】
スマホから人気声優の声で楽しむ絵本ということで、クリスマスまで毎週ビスコを買って絵本を読み進めようという、ビスコターゲットのお子さんがいる家庭に対するクリスマスアンサーのようなキャンペーン。
ーーー絵本作家谷口智則さん、読み聞かせに声優小野賢章さんのタッグで親世代のファンが多いということなんでしょうか。
対象商品の内袋QRコードを読み込むと動画ページに遷移し、ビスコオリジナル絵本を楽しめるという毎週子供にビスコを食べてもらうストーリーになってます。Twitterでは聞かせ読みはないものの、絵本の物語を毎日追うことができます。 サンタさんをビスコとお迎えしようというコンテンツも有り、子供に対してどのようにクリスマスを盛り上げるか、絵本を読んでもらうかというストーリーをわかりやすく説明していて、子供がクリスマスイブ寝る前にビスコとミルクと手紙を書いて寝ると次の日にプレゼントが…という内容です。まだ絵本は全部公開されていませんがここにつながるようになっているのでしょうね。
ーーー1回読み聞かせを試してみて子供がハマれば毎週買わざるを得なくなるのでリピーター作戦としては面白いですよね。そして子供というのは何回か食べるとインセンティブがなくともコンビニなどでビスコ食べたい!ってなるものなのでクリスマスを活用した上手なリピート施策でした。
スマートフォンキャプチャ
【動画で解説!】ビスコオリジナル絵本|ビスコ|グリコ
#続けシアワセ 投稿キャンペーン | 幸せの、チカラに。 – パナソニック ホールディングス
キャンペーン概要 | 「長く続いてほしいシアワセ」や「守りたいシアワセ」をTwitter,Instagram,TikTokで投稿する |
インセンティブ | 当選画像をお祝いする大坂なおみさんを描いたスペシャルイラストを5名様に。うち1名様に、特賞として、大坂なおみさんがInstagramで受賞作品を祝福してくれます。 |
使用SNS | Twitter,Instagram,TikTok |
キャンペーンのポイント
【TikTokのハッシュタグ収集方法】
2022年4月パナソニックホールディングスが新たに発足した際に企業パーパスが「幸せの、チカラに。」というものに変更された。そのさまざまな幸せをストーリー仕立てで語ると共に、幸せを下支えする当社事業を紹介するブランドサイトが立ち上げられたと。
ーーーそれぞれコンテンツはわかりやすいストーリーが語られた後、そのことについてパナソニックがどのような事を考えているか、行動しているかというコンテンツを見ることができるという回遊施策になっています。
そんな中ハッシュタグキャンペーンを行っていて、あなたにとって「長く続いてほしいシアワセ」や「守りたいシアワセ」ってなんですか?というかなり難しいお題が掲げられています。
Twitter,Instagram,TikTokで参戦可能で、それぞれ少し思想の強そうな投稿がちらほら投稿されています。
ーーーTikTok埋め込みってめずらしいですよね。自動取得とかはできないはずなので、どうやっているんだろうと調べてみたら、URLを手動で取得してそれをテキストファイルで格納し、毎日手動で差し替えている模様。
ーーーブランドパーパスを理解してもらうというところが一番大事にしているのはわかるのですが、ブランドサイトがそれを担っているはずなので、ブランドサイトへの導線を第一に考えて、SNSでの認知拡大かクイズキャンペーンなど気軽に参加できるものにしないと、思想×思想になってしまってかなりハードルが上がってしまっている気がします。インセンティブで釣るのもあるかもしれませんが、大坂なおみさんを描いたスペシャルイラストが当たるって大坂なおみファンの中でもコア層なので、なかなか。
ーーー啓蒙系はクイズでヒントをブランドサイトと同じような形で回遊させるとかが一番効果的ですが、そんなことはわかっているでしょうから、ブランドイメージの舵を切ったばかりなので今はまずはコアな層に届くようにという考えなのでしょう。
スマートフォンキャプチャ
【動画で解説!】#続けシアワセ 投稿キャンペーン | 幸せの、チカラに。 – パナソニック ホールディングス
N2Pの実績
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