
いよいよGoogle Analyticsからの移行プロセス開始。今押さえておくべきUniversal Analyticsまとめ。

Googleデベロッパーより、従来のGoogle Analyticsが、順次 Universal Analytics に移行することが発表されています。
今押さえておくと便利な概要をまとめました。
目次
- Google AnalyticsはUniversal Analyticsに順次移行予定
- Google AnalyticsとUniversal Analyticsの見分け方
- Google AnalyticsをUniversal Analyticsにすると何が変わるの?
- Universal Analyticsに移行しない方がいいケースも!
- Universal Analyticsへの移行方法 2013年11月現在
Google AnalyticsはUniversal Analyticsに順次移行予定
Googleデベロッパーより、従来のGoogle Analyticsが、順次 Universal Analytics に移行することが発表されています。
Universal Analytics アップグレードのスケジュール
フェーズ 1: すべてのプロパティが Universal Analytics にアップグレード可能。(現在のフェーズ)
フェーズ 2: 自動移行プロセス開始。
フェーズ 3: Universal Analytics がベータ版から正式版に移行。
フェーズ 4: Universal Analytics が Google アナリティクスの運用基準に。
「Universal Analytics アップグレード センター」
https://developers.google.com/analytics/devguides/collection/upgrade/index#phases
※日本語で表示されない場合は、スクロールした先のフッターの右下から言語を選択してくださいね。
このドキュメントを読む限り、
いつまでに何をしないといけないのかはふわふわっとしています。
ですがそろそろ、
Universal Analyticsについて勉強しておくといいようですね。
Google AnalyticsとUniversal Analyticsの見分け方
「そもそも今私が運用してるGoogle Analyticsは
Google Analyticsなの?Universal Analyticsなの?」
はい。ごもっともです。
正確ではないですが、
カンタンな見分け方をご紹介します。
1.調べたいページを開きます。
2.ソースを表示。
右クリックで、「ソースを見る」とか「ページのソースを見る」(ブラウザによって違います)を選択。すると新しいタブか窓が開き、ずらずらっと記号混じりの文字が出てきますね。
3.検索ツールを開きます。
Windowsなら ctrlキーとFボタンを同時押しします。
Macなら commandキーとFボタンを同時押しします。
すると、文字検索入力画面が、ウインドウ画面の端に出てきます。(どの端かは環境によって違います。)
4.以下の文字列を検索します。
コピーして貼り付けて、「検索」ボタンをクリックします。
//www.google-analytics.com/analytics.js
5.結果
見つかりましたか?
見つかった方は移行済みです。
見つからなかった方は、移行していないか、
特殊な方法(グーグルタグマネージャ等のコード挿入ツール)で読み込んでいる可能性が高いです。
よくわからない場合は、状況によって異なりますので、弊社かWEBに詳しい人にご相談ください!(宣伝)
Google AnalyticsをUniversal Analyticsにすると何が変わるの?
こちらがとても詳しかったです。
「これだけ押さえておこう!Google Analyticsを使い倒すためのたった2つのポイント」
http://www.find-job.net/startup/universalanalytics
あなたのサイトを、こんな状況で見てくれた人がいるとしましょう。
- 朝:スマートフォンでサイトを見る
- 昼;会社のパソコンでサイトを見る
- 夜;家のパソコンでサイトを見る
今までは
「誰だかわからないけど誰かがリピートアクセスしてきたよ」
とカウントされていましたが、
Universal Analyticsでは
「同じ人物が、朝来て、昼も来てくれて、夜も来たよ」
とカウントできるようになります。
ただし、情報は匿名化されているので、個人の特定は不可能です。
この機能の必要性が無いようであれば、現時点(2013年11月)では、今すぐ移行しなければいけないわけではないです。
Universal Analyticsに移行しない方がいいケースも!
こちらのケースに当てはまる場合は、来年までは移行を見合わせた方がいいですね。
以下の機能が必要なら、dc.js対応のバージョンアップのアナウンスがあるまで、「Universal Analytics」にアップグレードしないでね。
・ユーザー属性
・インタレストカテゴリ
・GDNのインプレッションレポート
・ダブルクリック・キャンペーン
「Universal Analytics」にするとユーザー属性が見れなくなる。dc.js対応は来年らしい。 – やじり鳥
http://tonogata.hatenablog.com/entry/2013/12/12/120200
Universal Analyticsへの移行方法 2013年11月現在
2013年11月22日現在、こちらの方法で移行できました!
「Google アナリティクスが何やら変わっている!Universal Analytics やら インタレスト カテゴリやら」
http://insideofpapaya.com/tech/miscellaneous/google_analytics-goes-to-universal_analytics/#.Uo-uc8S-3Al
ページ内に記入しているGoogle Analyticsのトラッキングコードは、
Universal Analyticsのトラッキングコードに置き換えると、新しい機能が有効になります。
以前は、従来のGoogle AnalyticsタグとUniversal Analyticsタグを両方設置しないと、
統計結果に不都合が出るという話もありました。
ですが、現在はUniversal Analyticsのタグだけでも正常にトラッキングできているようです。
まとめ
・Universal Analyticsへの移行は「今すぐ」である必要はありません。
・WEBサイトの大規模な更新や、リニューアルの折には移行を検討するといいかもしれません。