
WebARとは?活用事例やメリットを7つのプロモーションで解説!

・広告キャンペーンにアクセントを加えたい!
・WebARが最近流行っているので乗り遅れたくない…
・WebARって手軽に導入できるの?
WebAR導入にする際に、どのような用途で使うか決めておくことはとても重要です。ただ単に、「新しい技術だから導入しよう」という考えでは、WebARの効果を最大限に活かすことができません。
WEBプロモーションを得意とする私たちは、最近のプロモーションのマンネリ化を感じています。そこで注目したのがWebARです。
そこでこの記事では、マーケティング担当者様が迷わずに『現状の広告キャンペーンをもっと楽しく、もっと新しくする方法』をまとめて解説します。
この記事を読めば「WebAR導入の本当のメリット」を全て理解できます。
WebARとは

WebARとはwebサイト上でARを体験できるテクノロジーです。
AR(Augmented Reality)とは拡張現実を意味し、現実世界とデジタル情報を合成する技術です。
つまり、実際にある風景やモノとCGを合成した世界がARです。
代表的な例として、ポケモンGOがあります。実際にある街中で、ポケモンというCGが合成されているわけです。
以上をまとめると、WebARとはをweb上で体験できるARということです。
※よくARと比較されるVR(Virtual Reality)は仮想世界です。つまりARとVRでは、現実か非現実かの違いがあります。
WebARの3つの大きなメリット
WebAR×複数の〇〇ができる(脱マンネリ化)
詳しい内容はWebAR×7つの使い道と実例で解説しますが、一度WebARの仕組みを作ることができれば、様々なキャンペーンに転用することができます。
例えば、WebAR×商品プロモーションを行なった場合、追加でWebAR×店舗にも転用し、一度に商品と実店舗をARで紹介することができます。
加えて、最近のありふれたデジタルプロモーションに、アクセントを加えることができるのもWebARです。
・単調なUGCキャンペーン
・ありふれた写真コンテスト
今では上記のようなキャンペーンを数多く見かけますが、今後は頭打ちになるでしょう。
しかし、これらにWebARを組み合わせることにより通常のキャンペーンにアクセントを加え、ユーザーのモチベーションを高めることができます。
アプリ不要

ARを使ったアプリの場合、 ARを体験する目的のみでしか使えないことが多く、そのあとは用済みになってしまうことが多いです。加えて、ARを見るためだけに、毎回アプリをダウンロードするのも手間がかかります。
しかし、WebARはアプリ不要で、URLだけでAR体験ができます。
手間をかけずにARを体験できるので、ユーザーにとっても気軽に利用しやすいです。
アプリに比べコストが安く、実装までの期間が短い
ユーザーにとっての便益はもちろん大事ですが、開発側にもメリットがあるのWebARです。
アプリ開発は工数が多く、クオリティを求めると費用も割高で期間もかかってしまいます。それに比べて、WebARは費用や期間も比較的抑えることができます。
さらに、アプリ実装の際にはApp Storeに申請が必要であったりと、非常に手間がかかります。
そのようなデメリットが一切ないのがWebARです。
関連記事|AR最新事例!アプリ不要の新時代マーケ デジタルプロモーションラボ
WebAR×7つのプロモーションと事例
①WebAR×UGC

タイトル:
映画公開記念!SNS感想投稿キャンペーンwith WebAR
概要:
AR写真を利用したSNSでの感想投稿キャンペーンで、ユーザーはARサービスでヒーローと一緒に写真撮影ができるほか、撮った写真を投稿することで豪華なプレゼントが当たる抽選に参加できます。
解説:
このキャンペーンで特徴的なポイントは、「通常の感想の投稿」と、「ARカメラで撮った写真付き感想の投稿」で、もらえる商品を分けている点です。
ただWebARを導入するのではなく、実際に利用してもらうための仕組み作りも非常にうまくできています。
従来のUGCキャンペーンに加えて、ARを使ったコンテンツも盛り込むことで他のキャンペーンとの「差別化」ができたり、単純に楽しめる投稿コンテンツになります。もちろんアプリは不要なので、ユーザーの手間もかかりません。
参考サイト:
映画公開記念!SNS感想投稿キャンペーンwith WebAR
②WebAR×スタンプラリー
タイトル:
新江ノ島水族館でデジタルクラゲスタンプラリー
概要:
スマートフォンやタブレットで、ウェルカムラウンジに設置するQRコードからスタンプラリーページにアクセスします。館内に設置された4つのポスターパネルを見つけ、それぞれQRコードを読み取り、全て集めるとイベント限定のフォトフレームで記念撮影できます。
解説:
スタンプラリーとARの融合はアプリ使用が多い中、WebARでスタンプラリーができる事例です。ARアプリのデメリットはやはり、費用や開発期間がそれなりにかかることです。さらに、ARを利用したキャンペーンは期間限定が多いので持続性がないです。
アプリARではなく、WebARで費用と開発期間を短縮しつつ、楽しみながらスタンプラリーができる事例です。
参考サイト:
9月30日(水)まで、「えのすい デジタル クラゲスタンプラリー」を…
③WebAR×イベント
タイトル:
NIGHT SYNC YOKOHAMA(ナイト・シンク・ヨコハマ)
概要:
毎日計4回、新港中央広場と周辺の建物の壁面ライトアップやサーチライト演出を行う特別演出を実施します。
NIGHT SYNC YOKOHAMA(ナイト・シンク・ヨコハマ)
特別演出では、スマートフォンのカメラに映る実際の風景に、デジタル画像を重ね、目の前の世界を拡張する「Web AR」の技術を活用します。スマートフォン上のAR空間と、新港中央広場のメインステージのプロジェクションや広場の樹木、広場周辺の建物が一体となったダイナミックな演出とともに、インタラクティブなAR体験をお楽しみください。
解説:
WebAR×イベントは現状のイベントにアクセントを加えることができます。そして、1番の魅力は「Webを通してスマホひとつで」体験できる部分です。イベント自体が一過性のものであるため、アプリ開発をしてまでARを活用する必要はありません。
ですが、WebARであれば手軽に導入することができなおかつWebARを体験したユーザー自身が広告の役割を果たしてくれる可能性があります。
実際下記ツイートのように、SNSに投稿をお願いすることなくユーザー自身から発信がなされています。
WebARのクオリティが非常に重要ではありますが、拡散性もありつつO2Oの施策としても非常に有効であり、普段は届かない層にリーチすることができる事例です。
参考サイト:
NIGHT SYNC YOKOHAMA(ナイト・シンク・ヨコハマ)
関連記事|【もー大変!コロナ対応をしたGWの施設やイベント情報】 デジタルプロモーションラボ
④WebAR×商品プロモーション

タイトル:
GO!ME!やさいことばYELLキャンペーン
概要:
野菜生活100のパッケージをカメラにかさずと、野菜からエールが届きます。
解説:
純粋にAR体験ができるキャンペーンです。実際に商品の購入が必要ですが、UGCキャンペーンのように投稿が求められるわけではありません。
AR体験はあくまでオマケ的な立ち位置ですが、種類によって見られるエールが変わるため、「一つだけ見るなら四つ全部見てみよう」といったユーザーの好奇心を、ARを使って引き出しています。
WebARを活用したカゴメ野菜生活プロモーションでエールを送る を考察する動画
私たちは毎週、デジタルプロモーション事例を紹介、解説したブログ、YouTubeを更新しております。
興味のある方はぜひそちらもご覧ください。
YouTube:
ブログ:
週刊キャンペーンサイト / WEBプロモーションの事例と考察のまとめ集
⑤WebAR×店舗

タイトル:
AR技術を活用したオンラインアートギャラリー「有楽町 Wall Art Gallery」プロジェクト
概要:
店頭外壁に掲載されているQRコードを携帯のカメラアプリで読み込み、ブラウザでカメラへのアクセスを許可します。作品説明が表示された後、QRに再度、カメラを合わせることで作品鑑賞が可能です。
解説:
この事例では、WebARを使うことによって「場所の制約」「時間の制約」を解決しています。
コロナの影響で美術館の利用が制限されたりする中で、店舗の外壁にQRコードを設置することで、密にならずにいつでも鑑賞できます。
無料で楽しめる体験を提供できるWebARの素晴らしい有効事例の一つです。
参考サイト:
AR技術を活用したオンラインアートギャラリー 「有楽町 Wall Art Gallery」プロジェクト開始
⑥WebAR×写真コンテスト

タイトル:
Google 昆虫 AR ! 夏休みフォトコンテスト
概要:
「#Google昆虫ARフォトコンテスト」とハッシュタグを付けて、ツイッターで 昆虫 AR の写真を投稿します。
解説:
この事例はWebAR×写真コンテスト×UGCというトリプルコンボです。WebARと写真は相性がいいので、WebAR×写真×〇〇といった組み合わせは色々なパターンで使えます。
WebARと組み合わせることができるのは、必ずしも一つだけではなく、様々な活用方法があると証明してくれる事例です。
参考サイト:
⑦WebAR×ゲーム

タイトル:
Pizza Hut, Pac-Man serve up nostalgia with ARcade game on pizza boxes
概要:
ピザハットで大きピザを頼み、限定のパックマンボックスにあるQRコードを読み取ります。そして、ARパックマンのゲームをプレイし、スコアとハッシュタグをつけてTwitterでシェアします。
解説:
こちらは海外の事例ではありますが、ピザの箱がARによってゲームになるという非常に面白い事例です。
流れとしては、
商品を購入→WebARでゲーム→スコアをTwitterでシェア→景品が当たる
となっております。
ゲームを使ったキャンペーンでは、ゲーム結果のシェア拡散ができます。そのゲームをAR×商品を使ってプレイさせます。
ARが加わることにより、商品のプロモーションになるだけでなく、シェア拡散まで期待できるということです。
ただゲームをしてスコアをシェアするのではなく、ARを用いたゲームのため、他のゲームキャンペーンとは一味違ったキャンペーンになっています。
参考サイト:
Pizza Hut, Pac-Man serve up nostalgia with ARcade game on pizza boxes
関連記事|【面白いARと少し変わったAR事例】2021年のARキャンペーン7+1選を解説!
まとめ

再度WebARのメリットを簡潔にまとめると、
・WebAR×店舗×商品プロモーションなど、いくつもの事例を組み合わせることができるWebAR。
・似たような商品プロモーション、キャンペーンにアクセントを加えることができるWebAR。
・アプリARと比べて安価で開発期間が短いWebAR。
となります。
私たちは数多くのデジタルプロモーションを見てきましたが、今後はWebARがプロモーションの柱の一つになると確信しています。
その際に、新しい体験をもたらすWebARを用いて現在のマンネリ化したキャンペーンを変える手助けができればと思います。
写真 / 動画投稿(UGC)キャンペーンをWebARでもっと楽しく、もっと新しくする『UGC + WebAR』

マンネリ化したキャンペーンをAR技術を活用することで魅力的なキャンペーンに変えることができ、ユーザー参加率が高いです。また、UGCが増えるので話題性と拡散力があり、キャンペーンを盛り上げるためには最適なツールです。