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これさえ押さえれば完璧!Instagram【ハッシュタグ広告】を徹底解説

今、最も勢いのあるSNSと言われているInstagram。2019年6月現在、国内に約3,300万人の月間アクティブユーザーがいる巨大プラットフォームです。三年前の2016年から倍増していることから急成長ぶりが伺えます。

また、アクティブユーザーの中心が10〜30代にかけての若者のため、新しい流行の発信地にもなっています。そのためInstagramをプロモーションとして活用している企業も数多くあり、ビジネスアカウントをもつ国内企業は約1万社に登ると言われています。

Instagramは他のSNSと比べてハッシュタグが活発に利用されています。株式コムニコが2018年に行った調査では、10~30代女性ユーザーの約8割がハッシュタグ検索を活用していることがわかりました。このことからハッシュタグの効果的な活用が、プロモーションの結果を左右と言っても過言ではありません。ここではハッシュタグの効果的な活用方法やポイントを、事例を交えながらお伝えしていきます。


ハッシュタグってなに?

ハッシュタグとはSNSに投稿する際に使われるハッシュマーク「#(半角のシャープ)」がついたキーワードのことです。ハッシュタグは通常のテキストと異なり検索ワードとして機能します。例えば#ハンバーガー というハッシュタグを投稿した場合、SNS内でハンバーガーと検索するとこの投稿がヒットします。

今まで何か調べたい時はGoogleやYahoo!といった検索エンジンを活用するのが一般的でした。しかし現在では若者を中心にSNSの投稿を検索するSNS検索が活発になってきています。特にInstagramはファッションアイテムや話題のカフェなど検索エンジンで調べるよりも質の高い情報が手に入るためグローバル平均の3倍近い検索数を誇ります。

そのため自分の投稿を幅広いユーザーに拡散するためにはぜひ活用したい機能と言えるでしょう。


ハッシュタグを選ぶ3つのポイント

ハッシュタグの重要性がわかったところで、どのようなハッシュタグを投稿するべきかをお話していきます。ハッシュタグは製品やキャンペーンの名前ではないし、数に制限もないのであまり考える必要ないと思われるかもしれません。

しかし、闇雲に数を増やすだけではなかなか効果が得られないのです。ここではハッシュタグを作る際のポイントを3つご紹介していきます。タグ付けに頭を悩ませている方は参考にしてみてください

ポイント① 関連キーワードや詳細なワードを入れよう

ハッシュタグ検索を通して他のユーザーの流入が期待できるのなら、なるべく多くの人が検索するキーワードを選択する人もいるでしょう。しかし実際にそうでしょうか?


Instagramで「服」と検索してみると#服 は約198万件も投稿されていることがわかります。この数の中から自分達の投稿が閲覧されるのはなかなか困難です。検索エンジンと同じで多くの人が検索するキーワードは競合がひしめき合っているのです。

そこでより詳細なワードや専門用語を加えることをオススメします。それによって検索数は少なくなりますが、ハッシュタグからの流入数は増加する可能性があります。

例えば「服」ではなく、「セットアップコーディネート」というハッシュタグをつけている投稿は198万件から135件にまで絞ることができます。このようにキーワードの粒度のバランスを意識して選定していきましょう。

ポイント②  タグ検索を活用しよう

そうは言われてもどんなハッシュタグがウケるのかイメージしにくいと思います。そんな時はタグ検索を活用して人気や傾向を研究しましょう。

試しに「犬」というキーワードでタグ検索してみると「犬のいる暮らし」や「犬好きな人と繋がりたい」などユニークなキーワードが人気を集めていることがわかります。このようなコアなキーワードを投稿に織り交ぜておくと、宣伝色が薄れユーザーから好印象をもたれるというメリットもあります。

ポイント③ オリジナルのハッシュタグを作ろう

Instagram独自のユニークなハッシュタグにも慣れてきたら、オリジナルのハッシュタグを作ってみてはいかがですか?作り方はかんたん。内容を考えて投稿するだけ。しかしはじめは自分達しかそのハッシュタグを利用していないため、注目は集まりません。ユーザーに認知されるように地道に投稿を続けましょう。

認知されメジャーになればそのハッシュタグが企業やサービスを表す代名詞にもなるため宣伝に大きな効果が期待できますよ。

https://www.instagram.com/p/BxRCJASg10G/?utm_source=ig_web_copy_link

JT(日本たばこ産業)のInstagramでは企業のキャッチコピーにもなっている「ひとのときを、想う。」をハッシュタグとしても織り込み投稿しています。そのおかげもあり、#ひとのときを想う は27,000件以上の投稿にタグ付けされています。

この例は既に有名だったキャッチコピーを活用していますが、ハッシュタグとして根付かせるには地道な運用の賜物でしょう。

効果的なハッシュタグの活用例

ここからは実際にハッシュタグを活用している企業を例にとって効果的な戦略について考えていきましょう。日常的な投稿にハッシュタグを織り交ぜて活用している企業もあれば、キャンペーンの際にうまく利用している企業もあります。使い方は自由なので事例を参考にして、自分達であればどのように活用するかイメージを膨らませてみてください。

【エイチ・アイ・エス】 タビジョ

https://www.instagram.com/p/B5AG-pWH_Yf/?utm_source=ig_web_copy_link

はじめにご紹介するのは大手旅行会社エイチ・アイ・エスです。こちらは女子旅を楽しむコミュニティ「タビジョ」をPRするアカウントです。ここではアカウント名でもあるタビジョをハッシュタグにも活用。

写真がメインのInstagramでは旅行の写真を投稿することも多いため、このハッシュタグは一般ユーザーにも広く普及しました。今では約180万件ほどの投稿にタグ付けされる人気ハッシュタグになりました。タグ付けされる度に事業の宣伝にもつながるので、ユーザー間の波及効果も見込めるでしょう。

【ハーゲンダッツ・ジャパン】ひと夏分のハーゲンダッツ

こちらはハッシュタグを用いたキャンペーンで人気を博した例。#ひと夏分のハーゲンダッツ というタグを付けて投稿すると、ミニカップのアイスが当たるというものです。キャンペーンに参加してもらうことで、ハッシュタグを付けた投稿を増やす狙いがあります。毎日当たるという期待感や投稿するだけという手軽な条件から約2,800件の投稿が寄せられました。

このようにInstagramで懸賞をする場合にも、ハッシュタグが役立ちます。



【ハッピーターン】ハッピーキャンパスフォトコンテスト

https://www.instagram.com/p/7wSnFvp3HW/?utm_source=ig_web_copy_link

ハッピーターンのリニューアルを若者に広めるため、「マイナビ学生の窓口」とタッグを組んだキャンペーン。ハッピーな写真に#ハッピーターン100袋ほしい というハッシュタグを添えて投稿すると抽選で商品がもらえるというものです。若者のアクティブユーザーが多く、華やかな写真が多いInstagramの特性を生かした施策です。ユーザーも楽しみながら参加できるため、多くの投稿が集まりました。

また、キャンペーンに際して独自のハッシュタグを作り出すなどの工夫もされています。このキーワードでタグ検索すると、キャンペーン参加者の投稿を確認できるため、施策の影響度や応募状況を確認できるというメリットもあります。

まとめ

ここではInstagramにおけるハッシュタグの効果的な使い方をご紹介してきました。普通の文もハッシュタグを添えるだけで様々な機能が追加されます。プロモーションにもプラスな面がたくさんあるので、ぜひ効果的に活用していきましょう。

しかし、ハッシュタグは付け過ぎにも注意が必要。投稿文がハッシュタグで埋め尽くされると「読みづらい」「何が強調されているかわからない」といったマイナス面も出てきてしまいます。目安として3〜5個を意識してみてください。