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企業のSNS PRを成功させるため、この1記事でSNS×マーケティングをまず理解!

暮らしに当たり前のように根付くSNS。みなさんも一度は利用したことがあるのではないでしょうか?現在ではコミュニケーションや情報発信のツールとして大きな存在感を持っています。

そんなSNSは企業のマーケティングでも力を発揮します。従来のマスメディアやオフラインの宣伝にはない強みを数多く持っているのです。ただ、既に様々な企業が取り入れているため、最適な戦略を立てる必要があります。

SNSマーケティングって何?

SNSマーケティングとは「X(Twitter)やFacebookといったSNS (ソーシャルネットワーキングサービス) を用いることで、企業または商品・サービスに対する顧客のロイヤルティを高めることを目的とした、マーケティング活動」(WOWOWコミュニケーションズ)のことを差します。

特徴① 認知度UPやブランディングに強い

SNSは企業やサービス規模に捉われず、工夫次第で多くの人と接点を持つことができます。そのため、少ないリソースで認知度向上が狙える点が特徴の一つです。

また、以前はテレビCMなどが主流だったブランディングに関しても、SNSの投稿によって自らの手で気軽に行うことができます。

特徴② 検索上位に左右されない

「Google」や「Yahoo!」といった検索エンジンでは、検索時に上位表示されるサイトへの流入が殆どを占めます。そのため、一部サイトがアクセスを独占し、新規サービスや小さなサイトは太刀打ちが難しい傾向にあります。

一方、SNSにおいては情報の鮮度やユーザーの反応が重要となってくるため、検索エンジンに比べてユーザーとの接触機会を持ちやすいという特徴があります。
ただ、闇雲に投稿を続けていても期待通りの成果は見込めないため、効果的なアプローチが必須となります。

特徴③ ユーザーとの距離が近い

最後の特徴は他のマーケティングと比較して顧客との距離が近く、直接的なアプローチができる点。通常では分かりにくいユーザーの反応がすぐさま分かるため、仮説検証を繰り返し素早く成果をあげることができます。

通常のマーケティングは代理店を介し万全の準備のもと展開されます。一方でSNSマーケティングは自社内で対応が可能であり、スピード感を持って運用できます。さらにユーザーとも直接コミュニケーションが図れるため、時に思わぬトラブルに発展するケースもあります。

これらは距離が近いが故のデメリットではありますが、恐れていては目に見える成果はあげられません。万が一に備え、グループでの運用や対応マニュアルの制定などによって対策を講じましょう。

関連記事|SNS集客のコツ・運用方法とは?【成功事例解説】

SNSマーケティング、賢い3つの使い道

SNSマーケティングの特徴を押さえたところでこれらを利用する理由について考えていきましょう。利用する目的を大きく考えると「売上や認知度の向上」と答える方が多いのではないでしょうか?

これらが最終的なゴールである場合、SNSの活用方法によって達成の可否が変わってきます。ここでは代表的な使い道を3つご紹介していきます。


① 情報の拡散に使う

SNSの特徴の一つとして拡散力に優れているという点があります。シェア機能によって自社に興味がない人とも接点を持てるのです。それによって連鎖的に情報を拡散でき、認知度アップや新たな顧客層の発掘に貢献します。

数多く拡散されるためにはユーザーに刺さる投稿である必要があります。投稿をシェアする主な理由としては、

・共感した

・他人に教えたい

・自分を表現したい

などが挙げられます。

これらを意識することでより多くの人に情報が拡散されることでしょう。

② 顧客獲得や販売ツールに使う

サービス認知度が高まってきたら、より密なコンタクトを図りましょう。ユーザーの投稿に反応してコミュニケーションを取ったり、お得なキャンペーン情報を発信して集客へ繋げます。SNSによっては1対1でやりとりができる機能もあるため、個々に合わせた対応も可能です。

このようにマスメディアでは難しいきめ細やかな対応によって、顧客との関係を深めることができます。

また、Instagramにはショッピング機能が搭載されており、SNSから直接商品購入に繋げることが可能になりました。以前は、商品のプロモーションなど「入り口」としての役割が強かったSNSですが、これにより活用方法も多様化しました。

他のサービスにおいても、商品サイトやECチャネルとの連携によって商品購入に繋げるという手法があります。

③ ファンの獲得

最後はファンの獲得です。ここでのファンは企業やサービスのファンではなく「SNSアカウントのファン」を差します。マスメディアなどの一般的な広告は、常に受け入れられるとは限りません。

イーライフの「ネット上の個人情報と広告についてのアンケート」によるとネット広告に対して不快に感じたことがあると答えた人が全体の75.1%いました。また、全体の75.5%が広告に出ている商品、サービスを購入したくないと答えており、広告への嫌悪感が伝わる結果となっています。

このように多額の費用をかけて広告を出稿しても逆効果になってしまう場合があります。ただ、SNSをうまく活用するとユーザーが好印象を抱いて「ファン化」してくれることもあるのです。

関連記事 | たった1記事で企業がSNS運用をする目的とメリットを事例付きで解説します

意外と知らない、4大SNSの基礎知識

プロモーションにおけるSNSの魅力をご紹介していきましたが、ひとまとめにSNSと言っても様々な種類があります。現在、国内で支持を集めているSNSは「Facebook」「X(Twitter)」「Instagram」「LINE」の4つです。

サービスごとにユーザーの傾向やプロモーションの方法などが異なるため、比較した上で利用するサービスを決定する必要があります。複数のSNSを用いて網羅的にプロモーションする場合においても、運用数に応じて工数も増えるため、効果が見込めるサービスを選択しましょう。

ここでは各SNSの特徴をご紹介していきます。プライベートで利用しているだけでは分かりにくい情報も盛り込んでいるので、ぜひご覧ください。

信頼と安心のある世界No.1SNS [Facebook]

世界で最も利用者数が多いと言われているFacebook。月間アクティブユーザーは世界で約23億8000万人と圧倒的な規模を誇ります。一方国内では約2,600万人となっており、北米を中心とした世界各国では人口の7割が利用しているのと比較するとやや少なくなっています。

国内ユーザーの内訳を見てみると30〜40代の割合が多いという特徴があります。こうした背景にはFacebook独自の機能と日本での使われ方が関係しているでしょう。

Facebookは実名登録制という特徴があります。これによりアカウントの信頼性が担保されるため、ビジネスシーンで利用される傾向にあります。また、メッセージ機能や詳細なキャリアを記入する欄なども備えているため、名刺代わりに利用している人も多いようです。

BtoB企業やSNSプロモーションに消極的な企業でも利用しやすい!

Facebookはコアユーザーの分布や詳細なターゲティングを基に広告を出せる点から、企業のPRに利用しやすいSNSであると言えます。

そのなかでも、一般消費者をターゲットとしていない素材メーカーなどのBtoB事業を行う企業はFacebookと相性がいいです。他のサービスに比べてビジネスに精通している人が多いため、知名度に関わらず受け入れられやすいでしょう。若者や企業と関わらないユーザーの認知向上をSNS利用の目的に掲げている場合は他のSNSを利用するという選択肢もありますが、着実に知名度を拡大する第一歩として親和性の高いFacebookを活用するのも一つの手です。

また、Facebookは実名で利用するため過激な投稿が少なく、炎上しにくいという特徴もあります。SNSでPRしたいけれどトラブルに巻き込まれるのが心配な企業はFacebookを利用するといいかもしれません。

情報拡散力がすごい! [X(Twitter)]

140文字で感じたことや考えを気軽に投稿できるX(Twitter)。利用ハードルの低さとリアルタイムで拡散されるスピード感から多くの月間アクティブユーザーを誇ります。国内ではその数、約4,500万。Facebookと異なり一人で複数アカウント所持できるため単純比較はできないですが、Facebookの約1.7倍のユーザー数となっています。

ユーザーの主な年齢層は20代を中心とした若者が中心です。ただ他年代のユーザーも万遍なくいるため、年齢でターゲットを絞らず広範囲にアプローチしたい場合にも適しています。

X(Twitter)の特徴の一つとして「拡散力」があります。気になった投稿を知り合いのタイムラインに表示するリツイート機能を使うことで情報が加速度的に拡散されます。例えば企業の投稿をあるユーザーがリツイートした場合、その企業に興味がない人の画面にも表示させられるのです。また友人がいいと思ってシェアしているという事実が加わることで一般的な広告に比べて好意的に捉えられる傾向もあります。

このように広く拡散できユーザーに印象づけることもできるX(Twitter)はプロモーションでも大いに力を発揮しそうですね。

消費者と距離が近い商品・サービスのプロモーションに最適

X(Twitter)は気軽にコミュニケーションがとれるため、ユーザーとの距離が非常に近いSNSです。そのため、宣伝する商品も馴染み深いものほど受け入れられやすいでしょう。例えばビールやお菓子などの食料品やゲームなどはアカウントや広告を見かける機会も多いのではないでしょうか。

X(Twitter)は他のサービス以上に共感性が求められます。そのため、製品情報を発信するだけではなく、トレンドを絡めたり人間味を加えることによりユーザー心理に寄り添った運用を意識しましょう。


こちらは一企業ながら約63万人のフォロワーを持つSHARPの公式アカウントです。メディアでも数多く取り上げられているためご存知の方もいるのではないでしょうか?このアカウントでは製品に関するツイートだけでなく、上のツイートのようなユーモア溢れる投稿も多く人気を集めています。


今回ご紹介したSHARPは誰しもが一度は聞いたことのある企業ですが、健康器具を扱う「タニタ」やオフィス向け文具メーカーの「キングジム」など馴染みの薄い企業も多くのフォロワーを獲得しています。
そのため、どのような企業でも運用の仕方次第で成果を残すことができると言えます。

X(Twitter)プロモーションではキャンペーンも有効!

X(Twitter)の特色である「即効性」「拡散力」に目を付けて数多くの企業がプロモーションに活用しています。そのため、他の企業と一味違うアプローチが必要となります。そこでおすすめなのがX(Twitter)上で行うキャンペーンです。

参加ハードルをアカウントのフォローや対象投稿のシェアといった簡単なものに設定することで多くのユーザーが集まります。認知度UPを目指したい方はぜひ取り入れてみてください。

N2Pではキャンペーンの企画からキャンペーンに利用するシステムの運用まで幅広くサポートします。気になる方は下記に詳細が載っているのでご覧ください。

勢いが止まらないトレンドの発信地 [Instagram]

次にご紹介するSNSはInstagramです。画像や映像を投稿するタイプのSNSで利用者数が急速に伸びています。2018年には全世界のユーザー数が10億人を突破し、現在も前年比30%程度の成長率を見せています。

国内には約3,300万人の月間アクティブユーザーがいます。そのなかでも10~20代の若者から強い支持を受けており新たな流行の発信地にもなっています。Instagramといえば女性ユーザーが多いイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ユーザーの男女比は男性43%、女性57%となっており男女問わず利用されていることが分かります。

Instagramの特徴といえば画像や動画によって視覚的に訴求できること。最大15秒の動画を24時間限定で発信するストーリー機能や、一つの投稿に最大10枚の画像を投稿できる機能など、その手法もバラエティに富んでいます。

旅行業界や化粧品、アパレルなど華のある業界との相性が抜群!

Instagramでは綺麗な風景やおしゃれ服など見栄えのいいコンテンツが数多く投稿されています。「インスタ映え」という言葉ができたりしていることからもこの傾向が見てとれますね。

InstagramをPRに活用する際にも意識することは同じで「映える」投稿が人気を集めます。そのため、旅先の写真やトレンドのファッションアイテムをアピーウできる旅行会社やアパレル化粧品といった業界と親和性が高いです。

https://www.instagram.com/p/B6cpr92Duv2/?utm_source=ig_web_copy_link


こちらは大手旅行会社JTBの投稿。沖縄の綺麗な海の写真を見て晴れやかな気分になりますよね。このようなユーザーに刺さる投稿ができる企業はInstagramを積極的に利用しましょう。

生活に必須なメッセージインフラ [LINE]

最後は国内でメッセージインフラとして地位を確立しているLINEです。一時代前はメールでコミュニケーションをとっていましたが、現在はその気軽さからLINEが主流になっています。

国内のユーザー数は約8,100万人と他のSNSを圧倒する数です。年齢や性別の分布もバランスよく万人から愛されていることが分かります。

LINEでプロモーションする際の特徴といえば、法人向けサービス「LINE公式アカウント」の存在です。他のSNSでは広告を出稿しない限り、個人のSNS利用とあまり差異のない仕様で利用することになります。一方、LINEでは企業はこのサービスを利用するため、より詳細なマーケティングが実現できるのです。


例えば、オリジナルのビデオメッセージやクーポンの制作、メッセージを届けたい人にだけ送信するターゲティングメッセージなどといったコンテンツがあります。これにより、個々のユーザーに合わせた丁寧な対応ができるのです。

一部サービスには費用が発生しますが、無料で利用できるもの多いので、他のSNS同様気軽に始めることもできます。

地域に根ざす店舗経営の手助けに!

一部地域の顧客に対してプロモーションする際にはLINEを利用しましょう。他のSNSと異なりオープンに投稿ことはないので拡散力は低いですが、個々に手厚い対応ができるため美容院やスーパーなど固定客を作りたい場合はうってつけです。

情報発信する際には友達登録をしてもらう必要があります。そのためオンライン上で認知度を高めるよりも、あらかじめ認知されている状態でファンになってもらう際に有効です。

関連記事|LINEでレシートキャンペーンをする理由を5分で解説!5つの事例つき

まとめ

今回はSNSを使ったPRの特徴や利用方法と各SNSについてご紹介してきました。SNSとは一口に言っても使い道は多岐にわたります。利用するプラットフォームに関してもそれぞれに特色がありましたね。


PRを成功させるためには従事する社員数や投稿頻度など様々な要因がありますが、最適な戦略を立てることもその一つです。商品やサービスをうまくアピールできる方法を見つけて効率的な運用を意識してみてください。

N2Pの実績

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