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【使える!withコロナ時代のキャンペーン手法】デジタルプロモーションラボ

こんにちは!N2Pの村上烈です!


今日は使える!withコロナ時代のキャンペーン手法と名うちまして(欧米ではグレートロックダウンというらしいですが)、おそらく長く付き合っていかなければならないこのwithコロナ時代に、どんなキャンペーンをすればお客様とコミュニケーションが取れるのか、 どうすればSTAY HOMEなユーザーとタッチポイントを維持できるか、ということを事例を紹介しながら考えていきたいと思います。


*本記事はYoutubeにて配信中の【使える!withコロナ時代のキャンペーン手法】デジタルプロモーションラボ 2020/5/12の内容の書き起こし記事となります。


1.ビヤホールを運営している株式会社サッポロライオンによる「塗り絵参加キャンペーン」


まず1個目は、ビヤホールを運営している株式会社サッポロライオンによる「塗り絵参加キャンペーン」です。塗り絵のPDFファイルをダウンロードもしくは印刷して塗り絵をぬったらハッシュタグと一緒にSNSにアップか郵送、抽選で自社食事券がもらえます。


コロナ禍において、おうちでできる塗り絵が流行ってますねー。とはいえ今キャンペーンは、子供が家にいるから塗り絵をさせて遊ぼうという話ではなく、大人の塗り絵というところが他と違う部分だと思います。


銀座ライオンに来る方がターゲットになるのでビヤホールの思い出をおうちで彩り豊かにという塗り絵の打ち出しも近代文学を醸し出す、なかなか尖ってます。


ビヤホールに思い出がある方がターゲットでSNS投稿はするのか?とハッシュタグ調べてみると、まあアップは少ないですね。まだ始まって数日だからなのかもしれないですけど。SNS投稿の他にも応募方法として郵送もあるので、たくさんのお便りがサッポロライオンに来ていることを願って乾杯したいですね。


■【銀座ライオンpresents】#うちで過ごそう 大人の塗り絵コンテスト

https://www.ginzalion.jp/event/2020/04/nurie-contest.html

2.「ドミノがあなたのチケットを引き取ります」キャンペーン


宅配ピザのドミノピザによる、「ドミノがあなたのチケットを引き取ります」キャンペーン。サイトにて「キャンセルになったチケット」の情報を入力することで『トッピング2倍盛り』(300円程度)のクーポンがもらえます。


ドミノ・ピザに限らず、いろんな飲食がいかにクーポンを多くの人に届けるかのしのぎを削っている中、withコロナなニーズをいち早く組み合わせた好例ですね。


このプロモーションを提案した方は、おそらく勝ち誇った顔で「実際キャンセルされたかどうか、どうやって整合性を取るんだね」と言われたでしょう。それをねじ伏せて、何を入力されてもお構いなしで突破したという点において拍手を贈りたいです。携帯電話料金などの実質無料的な、言ったもんがちやったもんがちなパワーを感じますね。発想力で持っていってます。


■宅配ピザのドミノピザによる、「ドミノがあなたのチケットを引き取ります」キャンペーン

https://www.dominos.jp/topics/200416_dt_n

3.仲間と楽しむ「オンライン飲み会」に芸人がサプライズも!スペースマーケットが最高の飲み会をサポート


株式会社スペースマーケットより「仲間との時間を大切にしてほしい」という思いから、最高のオンライン飲み会を支援するプロジェクトを開始。「オンライン飲み会」の開催中に、芸人やアーティストがサプライズ参加する企画も準備中です。


いやー苦肉の策ですね…。スペースマーケットは「貸切のレンタルスペースで”やってみたい”を叶えよう」というキャッチで場所レンタルマッチングを行っているのですが、サイトのファーストビューに書いてあるパーティー・会議・撮影・旅行など、全方位でアウトですもんね。室内に人が集まっちゃいけないという空気ですので、サービスの根幹に関わる部分をコロナに握られている。そんな中のプロモーションなので難しいですよねー。


とはいえさすがというかなんというかこのプロモーションの肝は協賛集めで、仕事なくなっちゃった芸人やアーティストに来てもらい仕事を与えつつ、そこ目当てで集まっていただいたユーザーにお菓子や酒などのサンプリング機会としてオンライン飲み会を行っていただく……という、うまいことWINWINWINな関係になっているのですがスペースマーケットのサービスとしては関係なくなっているのでは、みたいな。とはいえユーザーにとっては喜ばしいことですし正義もあるので、ブランドプロモーションとしてはとてもグッドですね。


仲間と楽しむ「オンライン飲み会」に芸人がサプライズも!スペースマーケットが最高の飲み会をサポート

https://www.spacemarket.com/

4.株式会社ノースオブジェクトの動画マーケティング事例


北欧をコンセプトにしたレストランを経営されており、北欧文化のイベント等をしているのですが、イベントができなくなったため、YOUTUBEにて北欧料理教室動画をアップしています。


「店舗にお客さんが来れない」という、店舗を持っている人にとってはとんでもない課題を少しでも解決するために、動画にすることでコンテンツとしてユーザーに届けるという流れが色んな所で現れていますね。撮影を外注したりなども難しい時期なので自分たちが持つ機材で手探りでやらなければならないというところも厳しいです。


とはいえ、結局のところ見せ方次第で料理人然り職人の技術って人々を魅了するコンテンツなので、それを今までは店舗で見せていたものを撮影して動画でお届けするっていう発想でいいわけです。


そのやり方はいろんな職人を起用して企業もプロモーションを行っていて、例えば資生堂さんだったら「いっしょにビューティー」という企画で、ヘアメイクアップアーティストという職人を集めて、お家で実践できるメイク技術を、セルフ撮影して公式インスタグラムで動画発信していたり。「ZARA」の新商品がモデルの自撮りで公開されたり、NIKEならパーソナルトレーナーを集めてトレーニングのライブ配信を行ったり、飲食ならばSIOってお店の鳥羽周作さんという方がX(Twitter)を利用してレシピを公開して話題になっていたりと、培ってきた技術を当然店舗と同じような満足を生むことは難しくても、ユーザーが活用できるようなアウトプットができると淘汰されにくくなるのではないでしょうか。


本当はやるべきだったけど一個優先順位が低かったものがコロナの影響で浮き彫りになってやらざるを得なくなったってイメージですね。今できるお客さまを喜ばせるできることを考えなきゃいけないってことなのですが、それって当たり前なことなので対応して変化していかなきゃいけないってことですね。


株式会社ノースオブジェクトの動画マーケティング事例

https://northobject.com/news/youtube-information/

まとめ

今週は以上となります。まだまだ不透明な状況が続いていますが、知恵と工夫でマーケティングやプロモーションがんばってやっていきましょう!


また、おもしろいデジタルプロモーション知ってるよ!って方はコメントにて情報交換できればと思います。


それでは、今回はこのへんで!また会いましょう!


【関連】

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